雑誌『ESQUIRE』ソ・ガンジュン (2015.10月) | K-POP 歌詞とか雑誌とかとか日本語訳してみたブログ

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『ESQUIRE』2015年 10月号
ソ・ガンジュン

少年と男性の間、
ソ・ガンジュン

ソ・ガンジュンは保護本能を刺激する表情になったり、深く奥ゆかしい眼差しで相手を凝視しながら曖昧な境界を越えた。そうして笑った。






50部作もの長い呼吸で繋いできたドラマ<華政>がいつの間にか終わりが見えてきましたね。

はい。残りも少なくなってきましたが、共演している同僚の俳優達と親しくなったからか初めの頃より確実にリラックスして撮影しています。

写真撮影の日ドラマ< cheese in the trap >の初台本リーディングがありました。私も好きで読んでいるウェブ漫画なのでとても楽しみなのですが、現場の雰囲気はどうでしたか?

初めてお会いする方々なので少しぎこちなかったですがなんとなくいい感じでした。一緒に呼吸を合わせて撮影に入れば面白いと思います。

普通のキャンパスロマンス物とは違い人間関係が複雑で、恋愛や友情のような感情の上に多様な心理を扱うじゃないですか。それでなくても原作があるドラマや映画はプレッシャーが降りかかるものですが…

元々たくさん愛されている作品でファンも多くて期待感が大きいでしょう。負担にもなりますが、監督に尋ねてみると内容やキャラクターがウェブ漫画と大きく変わらないとおっしゃっていました。ドラマが原作に近い表現でやりたいという願いがあって、原作の人物に集中しています。

気さくで優しそうな外見のせいで、正しくて知的な役をやってきましたが、今回は粗く反抗的な荒削りのキャラクターを演じます。日常から逸脱したことはありますか?

逸脱か…最近は逸脱出来ないでしょう(笑)生まれてから逸脱は沢山はしてきませんでした。小さい頃ささやかに、友達と電車に乗って新幹線に乗って自由にあちこち行った程度?



いやー、それが逸脱ですか?そしたらしてみたい逸脱はないですか?想像は自由てすから。

この前作品が終わってからあてもなく誰にも知られずに飛行機に乗って旅に出たらどんな気分だろうと考えたことがあります。

劇中、反抗児ペク・インホはピアノの神童だったが事故で指を怪我した以降夢を諦め手当たり次第にアルバイトと肉体労働で生計を立てる人物です。アルバイトはしたことありますか?

いろいろやりました。焼肉店とブュッフェでもやったし、フィッティングモデルもしたし、あとなにやったっけ?あ、コンビニでもやりました。両親は僕がやりたい事は全て僕に委ねてくださったんですが、演技スクールに通うと決めた時も反対されませんでした。だから演技スクールに通おうとアルバイトをしたんです。

ふざけたり、驚かせたりしながら女性にアピールしながらも無意識に何でも面倒を見てしまうペク・インホのスタイルは意外にもたくさんの女性たちが好きなスタイルです。恋愛する時はどんなスタイルですか?

あまり多情多感ではありません。インホまではいかなくても本心とは逆の表現になってしまう時があったりします。だからインホを理解出来るんです。表現することに慣れていなくて下手だったり、そういう所が。

片思いの経験は?

はい、あります。結局叶わなかった片思い。

なぜ叶わなかったんでしょうか?

僕に勇気がなかったんです。今思い返してみれば相手も気持ちが無いわけではなかったと思うのですが、勇気がありませんでした。どうしてだろう?

性格が内向的みたいですね。

元々今よりもっと内向的でした。中学校の時先生が一人づつ発表をさせる時があったんですが、自分の番が近づくと緊張して予め読んでおいたり、ずっと準備したりしていました。沢山の人の前で話をすることも慣れていませんでした。

今は信念を持って喋っていますよ。

成長するにつれ友達とももっと仲良く出来るようになって、仕事をする間に少し変わりはしました。だけど元の性格自体はあまり変わっていないようです。以前よりはよく喋ってぎこちなさもあまりないですが、慎重になる傾向はあります。

演じる時そういう性格のせいで大変ではないですか?

僕とは正反対の人物を演じる時は少し難しい時もあります。今まで演じてきた役は僕が少し内向的でも自分なりに分析して出来ていたんです。だからむしろ今回の< cheese in the trap >が大きい機会だと思いました。僕が今までやったことのないこのキャラクターを通じ発展出来るんじゃないか、一生懸命取り組んで良い姿をお見せしたいです。

欲張って真面目に何でもやる事も良いですが、時には力を緩めれば沢山のことを得られる物があるじゃないですか。

そうです。そういう言葉を沢山聞きました。今回はもう少しリラックスした姿で演技すればいいと思います。

写真撮影の時、見てみたら表情やジェスチャーから洗練された感じを受けました。モデル活動も少しやってたんですか?

小さい頃は夢がありませんでした。友達と遊ぶのが好きで自由に過ごしてたら、他の友達は一生懸命勉強もして入試準備をしてるのに『僕はこれからどうやって生きるんだ?何になるんだろう?』こういう不安を感じたんです。だから漠然と目標を立てました。オーディションもずっと受けてましたが、モデルの中では背が低いのでずっと落ちていました。そうしていて高校3年生の時ソウルコレクションショーに初めて立つことになったんです。

その時モデルデビューをしたんですね。

ですがそれが最初で最後でした。ファッションショーを終えた次の日モデルは辞めると言いました。さまよっていた時期をつなぎ留めてくれていた目標でもあったんですが、生涯の夢ではなかったんです。

では、生涯の夢が出来たということですか?

モデルの練習生時代に毎日映画を見ることが趣味でした。ところがずっと映画をみていると演技をしてみたいと思うようになったんです。初めて本当にやりたいことが出来たんです。

一般的には童顔の方が長所が多いと考えますが、俳優は成熟したイメージが役のスペクトルも広く深い印象を与えられて良いと思います。

僕は自分の年齢の23歳よりもっと成熟して見えると思うんですが、気に入っています。そういうイメージのお陰でやらせて頂いた作品も多く、軽いだけではない感じとも言ってくださるから嬉しいです。

俳優にインタビューする時やってみたいキャラクターや挑戦してみたい役を聞きます。こう見ると悪役も良く似合うと思うんです。

(口元をニッと上げながら)サイコパスのような役も挑戦したいです(笑)

映画を沢山見たとおっしゃっていましたが一番記憶に残っている映画は何ですか?

<エターナルシャンシャイン>と<レオン>です。特に<エターナルシャンシャイン>は演出が気に入って何回も見ました。

<エターナルシャンシャイン>のミシェル・ゴンドリー監督は元々ミュージックビデオの監督だったのですが、映画<エターナルシャンシャイン>以降さらに有名になりました。

映画<ビューティーインサイド>のペク・ジョンヨル監督も似ていると思います。CF監督でもありミュージックビデオ監督でしたが今回映画の演出をされたじゃないですか。

そうですね。映画<ビューティーインサイド>で何人かの俳優達が男性主人公ウジンを演じます。彼の中の一人のウジンでもあり。本人が女性主人公イスならどのウジンが一番恋しくなると思いますか?

パク・ソジュン先輩です。初めて恋に目覚める時が一番トキメキが大きいじゃないですか。彼が出てくる場面から愛が狂い始めます。イスがだんだんカオスに嵌っていって、そうなるほどその瞬間が恋しくなるんじゃないでしょうか。

所属している演技者グループ、サプライズのメンバー達と仲が良さそうですね。お互いモニタリングもしたりアドバイスもするんですか?

モニタリングはしますがアドバイスをたくさんしたりはしません。アドバイスをしてあげられるレベルでもないし、各自プライドも強いんです。お互いそういう部分はタッチしませんが、良い部分については沢山話します。

普段お酒は楽しみますか?酒癖はどうですか?

お酒を良く飲む方ではないですが、夏にはビールを1缶程グビッと飲みたい時があります。だからスケジュールが終わって家に戻る途中でメンバーに連絡してビール飲もうと誘います。酒癖はただ眠ってしまうんです。お酒を飲む時は気をしっかり保たなければならないという考えから主語が出てきません。それで家に帰ると武装解除されるんです。

デビューしてから2年程経ちましたが、ドラマ、映画、バラエティ、多方面で活動しています。休まず走ってきていると思いますが、休息が与えられたら?

何処かに旅に出ます。旅行に行って絶対これをするって訳ではなくて、ただ何処かのある空間に一日中いるだけだとしても、しっかり休息をとりたいです。

2015年があと3ヶ月ちょっととなりました。新年に立てた目標を達成したと思いますか?

昨年末にインタビューで、来年はこつこつと作品をこなせられればいいと言いましたが、その目標は達成出来たと思います。振り返ってみると短い期間ですが沢山の愛を頂いてとても感謝しています。しかしこれから進まなければならない道が遠く自分に足りないと感じる部分も多くて2016年には自分自身が一番先に満足出来る姿で発展できたらいいですね。

今回の10月号が< ESQUIRE >創刊20周年号です。

モデル練習生の時< ESQUIRE >を一生懸命読みながら勉強してたんです。格好良い写真、有益な情報を通じ一緒に成長してきたと思います。これからも沢山の人々が注目する雑誌< ESQUIRE >、そしてソ・ガンジュンになれたらいいです(笑)