「1,2,3」
第一夜
先日、東京に勉強に行った時の事・・・。
深夜2時、いつもは真っ暗にするところ、なんとなく遠くのテーブルランプだけ点けて、ホテルのベッドに潜り込む。
ウトウトしかけた時、
バウンッ・・・バウンッ・・・バウンッ・・・バウンッ・・・
あれ・・・ベッドがバウンドしている
(足の映像が見えた)
私・・・なんでうつ伏せで両足バウン、バウンさせてるんだろ
・・・いや、私、今横向きに寝てるから、そんな事出来ないよ
あれ~
(不思議に思っていると、隣りの部屋からキャッ、キャッ、と子供の声が聞こえてきた)
あ~、私がうるさくしているから、お子さん起きちゃったのかなあ
悪い事したなあ~
・・・ん子供、3人くらい居るこの階の部屋、そんなに泊って平気なのかなあ~
・・・んん声が大きくなってきている
あれ一人は隣りの壁から、一人は入り口から、もう一人は・・・どこから
なんか解んないけど・・・なんかヤバくない私の周り、グルグル回ってるし・・・
ヤバイ、ヤバイ
・・・そうだ、ランプ点けてたんだ明るい方を見て・・・
(慌てたもんだから、自分の中身だけが、グリンと体の向きが返っちゃう)
ダアーッ真っ暗やん
目を開けて、私
起きて、私
早く、目を開けて、私
ヤダ・・・怖い
お願い、起きて、私
(その間も、3人の子供達は私の周りをグルグルと回りながら、徐々に近付いて来る)
お願い、目を覚まして
怖いんだってば~
目を覚ましなさいっ、私
パチッ目が開いた。
ホッ。。。怖い夢だったなあ~
ふふふきっと、今日の夕食会で金縛りの話が出たから、あんな夢を見たんだろうな~
・・・ったく、私ったら、影響を受けやすいなあ~
・・・・・・あれ目が開く前の言葉・・・・・・私じゃない
「彼女」だあ~・・・という事は、マジでヤバかったの
ガバッと跳ね起きると、慌ててエンジェルチューナーを取り出し、2つのチューナーを響かせる。
ウヒャ~
肩がビリビリする~
顔中の毛穴も、ピリピリ言っているし・・・
外していたパワーストーンのブレスレットを全てはめてから、頑張って寝る。
そして、翌朝ツイッターでつぶやきまくったカフナレアであった
第二夜
岡山に帰ってきて数日経った頃、ベッドに入ってウトウトしかけた時。
ズル・・・ズル・・・ズルズル・・・
何かを引きずる音がする
パタ・・・パタパタ・・・
あっスリッパ持っていかれた
いったい、何が床をズルズルと・・・
しかし、全く怖くは無かったので、そのままスゥーっと眠りについてしまった。
翌朝、廊下にスリッパは見当たらず、裸足で階段の踊り場まで行くと・・・
ハハハ~
そうか・・・キミは、大物であれば大物である程に燃える男だったね・・・
昨日、洗濯した断熱用のフワフワのベッドカバーを、昨晩は暖かかったので使わずにベッドの横に置いてあったのだけれど、それが階段下まで引きずり降ろされている。
そしてスリッパは、そのベッドカバーを引きずった際に引っ掛かったのだろう。階段の途中であらぬ方向を向いて点在している。
明らかに、あいつの仕業だ
フワフワの物をくわえて運びたい性癖の、カフナ
洗ったばかりだというのに・・・orz
まあ、ドンガラガッタ~ンと、カフナが階段から足を踏み外したりしなかった事を良しとしよう
そして、ベッドカバーを引きずり下ろしている間に、レアが巻き込まれなかった事にも感謝する事にしよう
なんだか自慢げな顔のカフナに「スゴイねえ~偉かったねえ~」と言いながら、ハグするカフナレアであった