穴地蔵古墳 | ドギー隊長 史跡調査 ~Do good!~

福井県敦賀市にこのワシ、ドギー隊長ライジング!

穴地蔵古墳

松原公園の西端、櫛川区の花城山の南麓に所在するダス。

墳丘はほとんど削平されているダスが、直径約11m、高さ約3.6mを測る円墳ダス。

 

南東方向に開口する横穴式石室ダス。

 

 

 

奥行き約4.8m×幅約1.6m×奥壁高約1.8m。

無袖式で奥壁に1段の石棚をもつのが特徴ダス。

 

石棚を持つ古墳は、県内でも数例しかないダス。。

 

敦賀市の解説によると

「穴地蔵古墳に祀られた3躯の地蔵尊のうち、1躯には永正(えいしょう)15年(1518)の年号が彫られているので、すなわちその時点で、既に古墳の石室が開けられていたことが解ります。
その頃といえば、附近にある名刹、西福寺の活動が非常に盛んだった時期であり、この穴地蔵のお地蔵様も、もともとは西福寺にゆかりのあるものだと伝えられています。
また、過去の調査報告によると、明治時代の初め頃まで、石室の前に地蔵堂が建っていたらしいと書かれています。おそらく廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)によって取り壊されてしまったのでしょう。今も残る礎石の跡から、2.75m(約9尺)四方のお堂であったと推定できます。
 その後、地元・櫛川区の皆さんによって、お地蔵様の信仰の場として大切に守り継がれ、現在に至っています。」

と書いて有ったダス。

おお、珍しい棚付きダス!
 
棚の下の四角柱の石材は近年補強のために入れられたものダス。

 

隊長ドングリ休憩ダスw

 

2016.11.16調査