〇 初日から観劇
〇 開演前の注意事項‥劇場さんより
★ 東大阪で初登場、豊中についで大阪は2回目、昨年、関西初乗り以来ファンをしっかりつくってきた。アドベンチャー精神漲る座長鈴丸は人見知りだが、とっても親しみやすくてフレンドリーなのだ。
十数年前の龍丸・鈴丸時代から見てきた。見るためには関西圏を抜けて、三重県四日市のゆうゆう会館まで行かねばならなかった。関西・関東の交流が進み、なんと、それが関西で昨年から見れている。
うれしい限りだ。今年は尼崎千成座、庄内天満座、明石ほんまち三白館、そして、ここ華舞台 星天座とぎっしり4カ月の関西公演なのだ。大阪の大衆演劇ファンの層は厚い。鈴丸ファンを着実に増やしていってほしいと願う。
本年の掉尾を飾る師走公演の大成功を祈りたい。そして、鈴丸の魅力に取り付かれて欲しい。ド迫力の芝居とビジュアルなショー、美の世界の極地、鈴丸ワールドの中に、新しい形の大衆演劇を私は見ている。
「椎名林檎」を舞って決まる。女座長は、日本で橘鈴丸しかいないといいきりたい。
★ フレンドリーな応対で誰にもひと声かける鈴丸座長
☆舞踊ショーのSNS写真OKだが、曲名は伏せてと
〇 芝居『喧嘩屋五郎兵衛』
★配役★
橘鈴丸 座長‥喧嘩屋五郎兵衛
太夫元橘小竜丸‥兄 朝比奈藤兵衛
澤村千夜‥八百源
澤村龍聖‥伊勢屋娘お糸
扇勝弥‥一家頭
橘醍醐‥伊之助
劇団天華‥一家のもの達
ほか
〇あらすじ&所感
初日から重い芝居をもってきた。しかし、訳がある。美しいがゆえに『顔のアザ』がおどろしく冴え、妖しく凄惨さが冴える。鈴丸独特の世界を焼付けるにあまりある舞台だ。
久しぶりに『狂』の世界にとりつかれた鈴丸演じる五郎兵衛をみた。
脇役は澤村千夜座長、大事な狂言回しで、失策を酔って取り繕う名演だった。かつて、澤村新吾さんが花道で見えない水溜まりをよろけてひょいと飛び越す細かい仕草には唸ったものだ。千夜さんの八百源も役が立っていた。
鈴丸の五郎兵衛は大阪弁だ。上方で演じる座長の思い入れが伝わる。まさに、マクベスを思わせる喧嘩屋五郎兵衛の『狂の世界』余すところなく見せてくれた。
割って入る五郎兵衛の兄、朝比奈は太夫元座長の橘小竜丸。これまた余韻の結末を描く。
伊之助を守りたい思いは刀の歯止め、昏々と五郎兵衛に言い聞かせる人の分別。『金と鉛の取り違え 滅多なことはあってはならない』と伊之助の忠義を見抜き、事を納めたいと願う兄の愛。素晴らしい芝居、結末だった。
伊之助に自分の羽織を掛けてやるシーンは見逃せない。伊之助の思いを察知した五郎兵衛も自害の道を選ぶ。
あまりに悲しいパターンだが忠義と狂がリミックスしたラストは見事だった。
二人が自害、朝比奈はそっと羽織を伊之助にかけ、息絶えた五郎兵衛に「やっと、これで楽になったな」とつぶやく‥‥これが、救いだった。
〇 口上挨拶 橘小竜丸 太夫元 ほか
〇 舞踊ショー
ラストショー・Bruce
【画像】
大好きな劇場で期待する劇団が見れる幸せに漬る・紀州屋良五郎





























