〇見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます
〇 この劇団の初見は2016年 大正区・笑楽座だった。以来10年。次男の實川輝那が座長就任の時を迎えた。感慨深いものが込み上げてくる。
〇實川輝那若座長の座長就任公演 5/21 『瞼の母』
〇市川富美雄座長は座頭、四代目 市川千車を襲名
その披露公演 5/15 『刺青奇偶』
〇ゲストも連日多彩、気合入れた襲名興行だ。
☆洗練された舞踊レベルと目を見張る芝居!
★メンバー
座頭 市川富美雄
座長 實川輝那
實川加賀美
實川菜々美
(實川結)
市川千也
紀訥紀乃
小川紗矢香
(實川樹)
他
【ゲスト】
市川良二
優木直弥
新海輝龍
澤村悠介
★ 芝居「利根に泣く子守唄」
配役
・實川輝那‥おふじの夫 峰五郎
・市川千車‥鬼川の源八
・實川加賀美‥女房おふじ 笹川繁蔵の妹
・實川菜々美‥おふじの妹おみね
・市川良二‥笹川繁蔵親分
・優木直弥‥火の玉啓介
・澤村悠介‥笹川繁蔵の子分佐吉
ほか
【あらすじ】
ご存じ、天保水滸伝の名場面からの芝居。
歴史ある劇団だけあって毎日、玉手箱のように名作がラインナップ。
一幕目(峰五郎の家)から、いきなり泣かすとは‥後がどうなることやら
二幕目(笹川繁蔵親分邸)
いまわの際に妹おみねが赤子をあやす子守唄、あの子守唄を聴いて逝きたいなぁ‥見事に女房の仇をうった峰五郎の最後は涙を誘う。
笹川繁蔵一家に草鞋を脱いだ旅人の峰五郎
先代親分にもいつしか気に入られ長逗留となった。だが‥
大恩ある親分に背くが如く、一家の娘おふじといい仲になり駆け落ち、親分は許さないと娘と峰五郎を絶縁する。二度と敷居はまたがせないと一家の若い衆には言いわたす。
時は流れ、峰五郎はヤクザ渡世から足を洗い堅気の稼業に就いてはいたが、根っからの渡世人、日銭を稼ぐ毎日のもやっとの暮らし。女房おふじの願いとはいえ暮らしは貧しい。子が産まれ、おふじは産後のひだちも悪く伏せる日々。いつしか土地の親分に借財する羽目に、積もり積もったカネに悪徳利息をつけられ50両の大金に膨らんでいた。
峰五郎が稼ぎにでた隙に、貸金の催促に源八親分がやって来た。産後の日だち芳しくなく、伏せったおふじのせんべい布団まで剥ぎ取り矢継ぎ早の催促。
手までかけられ病身のおふじは事切れる。
峰五郎が帰ってみれば、可哀想なおみねの亡骸、子をあやし戻った盲目の妹共々悲しみに暮れる。犯人はといえば、妹がすれ違ったという土地の源八親分だと全てを察した峰五郎。
復讐の怒りに修羅となる。だが、目の見えぬ妹と赤ん坊がいたんじゃ、おふじの仇を打つことはかなわない。妹と可愛い我が子をいっそ一思いにと刃に手をかけた、まさにその時、畳み込んできた若い衆がいた。かつて、笹川繁蔵一家で共に仕えた佐吉であった。
親分思いの佐吉には、心に留めるものがあり、ここは一番、あっしに任せておくんなせいと峰五郎に助け舟を出す。謎かけをして親分を懐柔し、峰五郎を親分に引き合わすが一家を絶縁した妹おふじと旅人峰五郎。笹川繁蔵の名にかけて、仇討ちの助っ人だけば頑として拒む。機転の利いた子分の火の玉啓介の計らいで佐吉も仇討ちに立ち向かう。すれ違いざま深傷を負い峰五郎が転がり込んできた。
息絶え絶えに、笹川繁蔵に首は仕留め仇はとったと告げる。
いまわの際に呟くセリフが涙を誘う。
もう一度、せめて妹おふじが歌うあの子守唄が聞きていなぁと‥
* 風格ある笹川繁蔵親分演じた市川良二総座長、機転の利いたユーモアで芝居を盛り上げる優木直弥若座長の好演で最高の舞台となった。
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★ 劇団口上 實川輝那
・前売り券&グッズ販売
・芝居の成り立ちやゲストの方々の裏話をたっぷり
☆歌と踊りのバラエティショー
☆ ラストショー
・花城(はなぐすく)
・ストーリー仕立のショーは構成が実にうまい。
【画像】
紡ぎ出す芝居は珠玉の名作ばかり芸域の広さを若手が継承・紀州屋良五郎



























