〇 まいどです。最近見たのはこの映画。浅田次郎原作の時代小説。
〇 予告編 〇
STORY
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江戸時代の越後・丹生山藩。鮭役人の子・間垣小四郎(神木隆之介)の家に大勢の役人が現れ、彼は自分が徳川家康の血を引く丹生山藩主の跡継ぎ・松平小四郎であることを知る。実の父である一狐斎(佐藤浩市)は、小四郎を藩主にして隠居。庶民から殿様となった彼は幸運をつかんだかのように見えたが、実は丹生山藩は25万両(約100億円)もの借金を抱えていた。困惑する小四郎に、一狐斎は「大名倒産」を命じる。返済日に藩の倒産を宣言し、借金を踏み倒してしまえば皆が救われるというのだった。
- キャスト
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神木隆之介、杉咲花、松山ケンイチ、小日向文世、小手伸也、桜田通、宮崎あおい、キムラ緑子、梶原善、高田延彦、藤間爽子、カトウシンスケ、秋谷郁甫、ヒコロヒー、勝村政信、石橋蓮司、浅野忠信、佐藤浩市
- スタッフ
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原作:浅田次郎
監督:前田哲
脚本:丑尾健太郎、稲葉一広
音楽:大友良英
主題歌:GReeeeN
エグゼクティブプロデューサー:吉田繁暁
プロデューサー:石塚慶生、西麻美
撮影:板倉陽子
照明:高屋齊
美術:原田哲男
音響:白取貢
編集:西潟弘記
衣装:鍛本美佐子
メイク:山下みどり、広瀬紀代美
装飾:鎌田康男
VFXプロデューサー:齋藤大輔
音響効果:北田雅也
スクリプター:西岡智子
スタントコーディネーター:東山龍平
製作担当:刈屋真、柴野淳
音楽プロデューサー:高石真美
宣伝プロデューサー:真保麻希子
助監督:大脇邦彦
ラインプロデューサー:山田智也 - 上映時間 120分
- 〇 私の見たままを、そのままに 〇
- ひとことで云ってしまおう。これは、時代劇青春コメディである。筋がおもしろい。
- 浅田次郎の作品としては軽妙でコミカルな展開が実に面白い。ほんとうなのかと思わせる話も実際の歴史を元にしているらしい。あまり、鮭を食べない私としては一気に興味が湧いてきた。
- 新潟の村山市に息づく鮭文化のエピソードが登場するご当地宣伝映画の側面もあるが、食べ物文化は誰にでも興味が湧くから不思議だ。
- 神木隆之介と杉咲花が繰り広げる明るいドラマ展開すべてが見どころだ。
- 役人と賄賂、裏金作りとカネと欲。政の腐敗は今に通じる。巧妙な裏金作りは裏金作りの特別会計を思い起こさせる。ラストのドンデン返しが痛快だ。
- 息抜きに見ると疲れが吹っ飛ぶ映画だ。