▩ 映画『FLEE フリー』を見た | 紀州屋良五郎 ☆大衆演劇・上方芸能☆情報系ブログ

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◯ まいどおおきに映画メモでおます。

◯ 今回はアフガニスタン難民の青年をアニメーションで描くドキュメンタリー映画です。

この映画から今、おこっているウクライナ問題と難民について考えてみたいと思いました。

 

 

 

 

 

 

STORY

本作はドキュメンタリーでありながら、主人公アミンをはじめ周辺の人々の安全を守るためにアニメーションで制作されている。いまや世界中で大きなニュースになっているタリバンとアフガニスタンの恐ろしい現実や、祖国から逃れて生き延びるために奮闘する人々の過酷な日々、そして、居場所を奪われることがいかに人間の尊厳を傷つけるのかを、時に美しく、時に残酷に描き出す。

多くの観客に深い感動と衝撃を与えている本作は、2月28日時点で、各国の映画祭で69受賞144部門ノミネートという圧倒的な評価を獲得。本年度アカデミー賞では、史上初となる国際長編映画賞、長編ドキュメンタリー賞、長編アニメーション賞3部門同時ノミネートの快挙を成し遂げ、3月28日に行われるアカデミー賞授賞式での歴史的な受賞にも期待が掛かっている。 

スタッフ

監督・脚本:ヨナス・ポヘール・ラスムセン
脚本:アミン・ナワビ
エグゼクティブプロデューサー:リズ・アーメッド、ニコライ・コスター=ワルドー
プロデューサー:モニカ・ヘルストレム、シャルロット・ドゥ・ラ・グルネリ、シーネ・ビュレ・ソーレンセン
編集:ヤヌス・ビレスコフ=ヤンセン
アニメーション監督:ケネス・ラデケア
アートディレクター:ジェス・ニコルズ
音楽:ウノ・ヘルマーソン

 
上映時間 89分
 
◯ 私のみたまま、感じたまま ◯
 
ともかくも、地味な映画だ。激しい戦闘描写もない。
 
ただ、平凡な日常が戦争によってしだいしだいにどうかえられていくのかが時系列を呼び起こす手法で自らが追体験するかのように伝わってくる。
 
普通に生きてきた暮らしが、あるとき突然巻き込まれていき人が変わっていくようすがリアルに迫る。
 
難民になるとはどういうことなのか平和に浸かりすぎた者に棘が刺さるように感じさせる手法は各賞候補にノミネートされる作品だけある。
 
それにしても、この映画が取上げたアフガニスタンとウクライナの難民の在り方の差はどう捉えたらいいのか
 
ウクライナ難民の受入れにおいて、我が国は輸送機は用意する、募金もつのり、予算もくむ。自治体は住宅を用意し、企業は職まで世話をする。通常1%も受入れなかった日本なのに。あのアフガン戦争の時は関与することさえ避けてきたのに。
 
人の運命、いや難民の運命は国の力関係や政治情勢、国の利害に翻弄される儚いものだということを知るべきだ。この国では「ロシア」は悪で「ウクライナ」は正義である。「悪」につらなる人たちが難民となっても忌むべき者で排除の対象なのである。
 
もはや、日本は経済のみならず、道義、道理、哲学においても世界最下等民族に成り果てたようだ。