▩ ㊗️座長襲名・津川祀武憙 兄弟芝居 剣戟はる駒座 京橋羅い舞座 2019/09/16 | 紀州屋良五郎 ☆大衆演劇・上方芸能☆情報系ブログ

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〇見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます

5か月ぶりの関西公演、大入りトリプル

〇二枚座長で更にパワーアップした剣戟はる座。通常の公演日にもいい芝居をぶつけてくる剣戟はる駒座の企画は素晴らしい。

10/1より羅い舞座も1700円から1900円に値上げになります。他の劇場もたぶん。

〇ゲスト  黒潮劇団  神楽良(1カ月)

 

メンバー

総座長 津川竜

座長 津川鶫汀  

総裁 勝龍治  

座長 津川祀武憙

花形 津路桜日  

代表代行 晃大洋  

晃栄美杜甫

晃良朋伽

晃理楽

晃丈夕葵

晃永樹里杏

晃愛あられ  

津山斗輝矢

休憩挟み芝居から

 

特選狂言・剣戟はる駒座オリジナル演出

「河内十人斬り」(一部63分+二部24 87分)

・座長・津川鶫汀‥城戸熊太郎

・晃大洋‥おぬいの母お寅/山小屋の娘

・座長・津川祀武憙‥弟・谷弥五郎

・津川竜‥松永一家親分  松永傳次郎

・神楽良‥巡査

・勝龍治‥山小屋の親父

・晃永樹里杏‥おぬい

・晃良朋伽‥妹・おやな

・津路桜日‥松永一家 松永寅次郎

・他

 

※先代京山幸枝若の音頭・河内十人斬りが流れ開幕‥盆踊りの櫓が舞台に組まれている。

史実に忠実な芝居展開。一部・二部に分けての熱演。要所で幸枝若節、語りが入る。

 

*津川祀武憙の弥五郎はまさに、はまり役だ。無邪気で向こう意気の強い役はこの人だ。

「悪名」の淺吉、「座頭市」似合うに違いない。

 

〈あらすじ〉

前置き

河内音頭の外題で、富田林警察の車夫だった音頭取り・岩井梅吉が実際に起こった事件を元に作ったと言われている。(新聞読み河内音頭・現在6代目岩井梅吉が伝承、他の流派も広く演じる)のち浪曲にも取り入れられ、京山幸枝若が口演し名声を博した。

 

来歴を辿れば、浪曲・音頭・大衆演劇の共通性はかなりある。

歌舞伎の大衆演劇化や時代劇の大衆演劇化、松竹新喜劇の大衆演劇化はいくつもある。

これが大衆演劇の面白い所で、あらゆる要素を貪欲に取り組み、工夫してきたからこそ今日があると思う。

 

▩はる駒版 あらすじ

*盆踊りの場

松永一家親分(津川竜)とおぬいの母が登場で始まる。おぬいと松永寅次郎の浮気の証拠をつかむ。

 

*松永一家の場

熊太郎は河内の博打打ち。

彼が出稼ぎに出ていた間に内縁の妻、おぬいは土地の実力者、松永傳次郎の弟、寅次郎と密通していた。

帰ってきた熊太郎は現場をおさえ、二人を問い詰めるが、逆にいなされボコボコに殴られる始末。

おまけに、おぬいの母のおとらは嫁にやった覚えはない、家に戻して欲しければ25円払えとすごむ。

怒った熊太郎、おとらが言った25円の算段をするのに、以前に賭場で松永傳次郎に50円貸したことがあったのを思い出し、

傳次郎宅に乗り込む。しかし、傳次郎とその子分に散々なぶりものにして放り出される。

傳次郎の家ではすでにおぬいが寅次郎と同居していた。

 

一方、弥五郎宅で養生していた熊太郎。殴られた傷が癒えてきたので、傳次郎宅へ殴り込みをかけようと計画している。

が、一緒に行ってくれると言っていた弥五郎はまたもや収監されている。

 

*妹おやなの奉公先の場 ここが剣戟はる駒座のオリジナル

監獄から出てきた熊太郎の舎弟、弥五郎は帰ってからまず、会いに行った先はかわいい妹の奉公先だった。

最後の別れになるかも知れない想いを胸に秘めて‥来年の盆に帰ると意味ありげな別れの言葉…

 

*弥五郎の家

巡査が尋ねてきて気になる歌を聞いたとの噂を熊太郞に話す。巡査が帰ると入れ替わりに帰ってきた弥五郎。

熊太郎に同情、殴り込みをかけようとする弥五郎は熊太郎に止められる。

二人は殴り込み装束に身を固めた。弥五郎の留守中に仕込んだ日本刀や仕込み杖、猟銃を携え、二人は傳次郎宅に向かう。

 

*傳次郎宅の場

寅次郎は傳次郎の使いで京都に行って留守。そこに二人が殴り込んで来る。傳次郎、その家族、おとら、おぬい、そして子分たちを皆殺しにして、血まみれになった二人。熊太郎は傳次郎に歯向かわれて手負いになっている。

肝心の寅次郎を探すが、いないことに気づく。熊太郎は寅次郎が京都に使いに出される予定だったことを思い出し、悔しがる。

 

*命を張った決戦・金剛山

二人は憎き寅次郎を討つべく、金剛山から京都へ抜けようとする。地元の警察に、大阪府警も加勢、山探しをする。金剛山山中を逃げ惑い、民家を襲っては食料を調達していた二人。しかし、追っ手が迫ってきているのを知る。これまでと観念した熊太郎、水を汲んでいた弥五郎を銃で撃つ。絶叫する弥五郎。

彼に向かって、もう後がないので、二人で死のうと説得する熊太郎。泣いている。こちらも泣きながら受け入れる弥五郎。断末魔に苦しむ弥五郎を傍らに、自分に向けて足で猟銃の引き金を引く熊太郎。弥五郎に重なるようにして倒れこむ。

 

*村人にはキズ傷つけられないと呟くのは印象的だ。

*やはり、この芝居はほんまに難しい。

憤怒の情、瞋を共感させ、やむにやまれぬ思いの共感を高めるには愁嘆場の演じ方に尽きる。女房取られた男の無念と一心同体の男の義侠心が全てだ。

 

舞台口上   津川鶫汀座長

・芝居の中に出てきくる「妹・おやな」さんについてのエピソード。

   総裁が若き日に公演先の浪速クラブに訪ねてこられて実際のやりとりを教えて下さったことがありました。

 このシーンは忠実に基づきオリジナルで演出していますと。

・前売り券&グッズ販売

・イベント紹介

 

はる駒歌舞ショー  (60分)

15曲構成

・ダイナミック琉球から

・ラスト「アンダルシアに憧れて」

【画像】

兄弟座長の船出、大衆演劇の大作に挑む 大拍手・紀州屋良五郎