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まいどおおきに~映画メモでおます

 

オキナワへいこう

(2018年/日本/81分)

【2019.8.31(土)~9.13(金)】

「沖縄に行きたい」精神科病棟に長期入院する患者たちの心の揺れを見つめるドキュメンタリー映画
長い入院生活の中で生まれた夢 一度でいいから沖縄へ
大阪府堺市にある浅香山病院の精神科病棟。何十年と長期入院している患者さんがたくさん暮らしている。そのうちの一人、益田敏子さんは、「生涯のうちに一度でいいから、沖縄へ行ってみたい」という夢を語ったことをきっかけに、有志の看護師たちが、その夢を実現させようと動き出す。他の患者に参加を募ったところ、名乗りを上げたのは4人の男性患者たち。いずれも長期入院の人たちだった。
しかし、最初に言いだしたはずの益田さんが、旅行計画が具体化し始めると「私、やっぱり行かない」と気持ちが揺れ動いた。4人のうち3人の男性患者たちは同じ一人の主治医。しかしその主治医からの許可がおりない。なんとか許可してもらえないかと外泊届を出したものの、受理されることはなかった。結局、3人の男性患者たちの沖縄旅行は叶わぬ夢に終わってしまった。精神科では、たかが沖縄旅行、されど沖縄旅行なのである。
益田さんは一時外泊。もう一人の山中信也さんは、この旅行をきっかけに10年の入院生活に終止符を打った。そして3泊4日の沖縄旅行が実現した。浦添市の若竹福祉会で行われている浅香山病院の写真展に招かれ歓迎を受けた。益田さんがよくお母さんと歌った『故郷』をみんなで合唱しようとしたその時、感極まり唄うことができなくなった。

扉の向こうとこちらを隔てるものは何か
旅は無事に終わり、益田さんは病院に戻り、退院したはずの山中さんは再入院した。病棟での益田さんの表情は明るく、話も弾む。そして山中さんに、大きな転機が訪れる。『彼女の存在は、何よりの薬やな!』目の前に、偶然にも同じ苗字のはるみさんが現れたのだ。それも一つのきっかけとなって、看護師チームが動いた。そして「退院したくない」と言い続けていた山中さんを退院へ導いた。恋人のはるみさんの存在は山中さんにとって大きな支えとなった。
勤続30年以上の元看護部長だった小川貞子さんが、退職後にNPO法人kokoimaを立ち上げ、精神障がい者の居場所を設立した。この沖縄旅行の火付け役でもあった彼女は、今までやってきた精神科看護の経験をあらためて振り返った。なぜ、日本には長期入院する患者が多く存在するのだろう。病院と患者のそれぞれの葛藤。受け皿となる地域社会。扉の鍵が閉まろうとする開放病棟の夕刻。向こうの垣根に帰っていく患者たち。世間の狭間を行ったり来たり、今日も変わらず穏やかに暮らしている。
(監督:大西暢夫)

予告編
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キャスト
益田敏子、田村正敏、山中信也、山中はるみ、小川貞子 他
浅香山病院のスタッフのみなさま、若竹福祉会のみなさま、香ヶ丘商店街のみなさま
 
★献身的な看護士チームとは対照的に旅行の許可を出した医師や浅香山病院の責任者、Dr.が誰も出ていないことに不思議な感じを抱いた。
 
★長期入院の事態が続く背景には日本の精神科医療の根本問題がある。
 
★ハンセン病判決と政府の対応を通し現れた社会変化にやがて抗しきれなくなることがベースにある。精神科長期入院の実態に今、目を向けざるを得なくなっている。
 
★しかしながら、閉鎖病棟の人権無視の実態にはなんら触れられていないが前近代的入院が現在に至るまで続いている。
 
★この映画の最後の部分ではじめて制作者の意図を知ることが出来たが、私が思うのは問題解決の為には政治的解決によるところが大であるという点である。いまだに真剣に取り組む政治家はいないし政党もない。だからこそ当事者に関わる人たちから声を上げてほしい。性同一性障害よりも100年遅れた現況がある。
 
★患者を長期にわたって薬漬けにし、それを経営の原資にし更に病院施設の拡大をする。このような精神科医療・入院あり方に心が痛む。
 
★永年精神科の看護師として尽力され、患者さんを受入れ共生できる居場所づくりに尽力されている小川貞子さんをはじめとする皆様に感謝申し上げます。
 
 
閉鎖病棟  それぞれの朝

山本周五郎賞を受賞した帚木蓬生のベストセラー小説「閉鎖病棟」を、「愛を乞うひと」の平山秀幸監督・脚本で映画化。長野県のとある精神科病院にいる、それぞれの過去を背負った患者たち。母親や妻を殺害した罪で死刑判決を受けたものの、死刑執行に失敗し生きながらえた梶木秀丸。幻聴が聴こえて暴れるようになり、妹夫婦から疎まれて強制入院させられた元サラリーマンのチュウさん。父親からのDVが原因で入院することになった女子高生の由紀。彼らは家族や世間から遠ざけられながらも、明るく生きようとしていた。そんなある日、秀丸が院内で殺人事件を起こしてしまう。笑福亭鶴瓶が秀丸役で「ディア・ドクター」以来10年ぶりに主演を務め、秀丸と心を通わせるチュウさんを「そこのみにて光輝く」の綾野剛、女子高生・由紀を「渇き。」の小松菜奈がそれぞれ演じる。

キャスト

スタッフ

監督

原作

脚本




 
 
 

みとりし

ありがとう。 そばにいてくれて。

2019年/110分/日本/アイエス・フィールド 配給
(c)2019「みとりし」製作委員会

スタッフ
監督:大西暢夫

 

 

 

みとりし

みとりし

ありがとう。 そばにいてくれて。

2019年/110分/日本/アイエス・フィールド 配給
(c)2019「みとりし」製作委員会

監督 白羽弥仁
出演 榎木孝明、村上穂乃佳、高崎翔太、斉藤暁、大方斐紗子、
堀田眞三、片桐夕子、石濱朗、つみきみほ、宇梶剛士、櫻井淳子
料金
(当日)
一般 1,800円/専門・大学生 1,500円
シニア 1,100円/中学・高校生 1,000円
会員料金1,000円

上映館…第七藝術劇場(6階)・シアターセブン(5階)
どちらの会員様も割引適用となります。
※スタンプは各館のみ押印
※劇場招待券も各館のみ使用可

公式サイト http://is-field.com/mitori-movie/index.html

人生の最期、どこで旅立ちたいですか?大切な人の最期、どのように送りたいですか?

誰にでも必ず訪れる最後の時。旅立つ人、そして送る人、それぞれの思いが走馬灯のように駆け巡る。その時、どのように旅立ち、どのように送るのか、予想することは難しい。それでも「こうしたい」という思いは誰にもあるのではないだろうか?その希望は、家族、パートナー、友人でも十分に理解し実行することは難しいことかもしれない。そんな希望を少しでも叶えるために近くでサポートしてくれる人が存在するならば、その役割を知ることは、人生の最期を豊かにしてくれるかもしれない。
高齢化社会になり、そして人間関係が希薄になった今だからこそ、「如何に死の瞬間を迎えるのか?」ということを考えなければならない現代。『おくりびと』(08)は、亡き人を悼み送る納棺士の物語、『エンディングノート』(11)は、旅立つ者の終活、そして残される家族へのメッセージを伝える物語だった。本作『みとりし』は、旅立つ者と送る者の最期の時間を温かく支える人々の物語である。

【『みとりし』上映スケジュール】

■受付、チケット販売もそれぞれ上映館ごとに行います。

米軍(アメリカ)が最も恐れた男
カメジロー 不屈の生涯

瀬長カメジローを知れば、沖縄の戦後史が見えてくる

2019年/日本/128分/彩プロ 配給
(C)TBS

  時間 上映館
9/14(土) 10:00 シアターセブン(5階)
14:45 第七藝術劇場(6階)
9/15(日)~20(金) 10:00 シアターセブン(5階)
14:10 第七藝術劇場(6階)
 
9/21(土)~27(金) 10:00 第七藝術劇場(6階)
以降未定

   

 

 

 

米軍(アメリカ)が最も恐れた男
カメジロー 不屈の生涯

瀬長カメジローを知れば、沖縄の戦後史が見えてくる

2019年/日本/128分/彩プロ 配給
(C)TBS

  監督 佐古忠彦
米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー 不屈の生涯
ナレーション 山根基世、役所広司
料金
(当日)
一般 1,800円/専門・大学生 1,500円
シニア 1,100円/中学・高校生 1,000円
会員料金1,000円 ★ナナゲイ会員新規ご入会随時受付
公式サイト http://kamejiro2.ayapro.ne.jp

沖縄を深く愛した男の不屈の人生を描き切る

 2017年8月12日、桜坂劇場(那覇)の入り口には猛暑にも関わらず何百メートルもの長蛇の列ができていた。『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』の沖縄での公開初日である。列に並んだおじいやおばあたちは口々に「カメさんに会いに来た」と語った。それほどまでにカメさん=瀬長亀次郎は、沖縄県民にとっては今も心の中に不屈の精神の柱として生き続けている。沖縄の熱気は、東京、大阪、名古屋、京都、札幌をはじめ、全国に伝わり、大きなブームを巻き起こした。

 『その名は、カメジロー』は、平成30年度文化庁映画賞・文化記録映画優秀賞、2018アメリカ国際フィルム・ビデオ祭(US International Film&Video Festival)銅賞、2017年度日本映画批評家大賞/ドキュメンタリー賞、2017年度日本映画復興賞、2017年度日本映画ペンクラブ賞/文化部門第1位など数々の賞を受賞し、ドキュメンタリー映画として高く評価された。

 そして2019年8月、カメジローの生涯をさらに深く、そして復帰に向けた沖縄の激動を描いたドキュメンタリー映画『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯』が公開される。

 カメジローは230冊を超える日記を詳細に書き残していた。そこには、妻や娘らと過ごす家族の日常や政治家・夫・父親など様々な顔があった。その日記を丹念に読み解き、改めて生涯を描くことでカメジローが宿した“不屈”の精神を浮かび上がらせる。また、教公二法阻止闘争、毒ガス移送問題やコザ騒動など、一瀉千里のように返還へ向けて進んでいく熱い闘いを精緻に描いていく。そして、カメジローと当時の佐藤首相の国会での迫力ある魂の論戦に、沖縄の心、そして今なお解決されない事象の原点が浮き彫りになる。

 音楽は1作目と同じく坂本龍一が担当。「Sacco」に加え、新たに書きおろした曲「Gui」がカメジローの不屈の生涯を静かに熱く奏でる。また、語りは役所広司。確かな口調が胸を打つ。

 
★前作を超える力作に感銘を受けた。
 
★沖縄の問題ではなく、現今の日本の課題を乗り越えるエネルギーをこの映画からくみ取らねばならない。
 
★今の安倍政治のあり方は真逆の方向への暴走としか映らない。令和のカメジローとしての勇気と真眼を持つことが時代に生きるものの責務だと思う。