▩ 唸らずにいられない余韻の芝居 花の三兄弟 八尾グランド 2019/04/22 | 紀州屋良五郎 ☆大衆演劇・上方芸能☆情報系ブログ

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〇見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます。

〈劇団について〉

昭和421967)年、当時4歳の筑紫桃太郎を座長に「歌丸劇団」として海田温泉(広島県)で旗揚げした。その後、北海道を中心に巡業するが、平成2(1990)年に地元の九州へと戻り、「筑紫桃太郎一座」として公演を始める。時代人情劇を中心とした芝居、ショー、口上など、すべてにおいて徹底した分かりやすさと親しみやすさが特徴。また近年では三兄弟である筑紫桃之助、博多家桃太郎、玄海花道の成長著しく、座長・弟座長・花形となり一座の顔となっている。

 (雑誌カンゲキより引用)

 

〇筑紫桃太郎一座 花の三兄弟  予定

5月 梅田呉服座

6月 新開地劇場

7月 明生座

 

★八尾グランド劇場

5月 たつみ演劇BOX

 

★メンバー

座長 筑紫桃之助

弟座長 博多家桃太郎

花形 玄海花道

潤平

筑紫まどか

筑紫つばさ

筑紫あい

筑紫れいこ

筑紫勇翔

ビビアンめだか

ほか

 

☆芝居「三浦屋孫次郎」(60分) 

主演  玄海花道

<あらすじ>

笹川の縄張りを荒らしたために報復されたにも関わらず、腹の虫の収まらない飯岡助五郎(筑紫桃太郎)は、

 

子分の三浦屋孫次郎(玄海花道)に、笹川繁蔵(筑紫桃之助)を闇討ちして来い、と命じる。勘弁してくれと孫次郎は断る。

 

しかし、孫次郎は7年前旅の途中で病の母と知恵遅れの妹を抱え途方に暮れてた時、笹川繁蔵に助けられた恩があったのだ。

 

だが助五郎は、親の言うことが聞けねえのか、一回の恩と7年間の恩とどっちが重いんだ、と孫次郎を許さない。

 

孫次郎は仕方なく笹川繁蔵を待ち伏せし、刀を抜くもそれは形だけで、繁蔵に斬られて自分は死ぬつもりだった。

 

その様子を見抜いた繁蔵は、訳を聞こうとするが、見届け人として隠れていた成田屋に後ろから刺されてしまう。

 

とどめを刺そうとする成田を、孫次郎が斬って制し、繁蔵親分7年前の恩を仇で返すようなこととなり申し訳ないと詫びた。

 

繁蔵は、おめえはあの時の若者か、おっかさんは達者かい、と母の心配までしてくれた。

 

さらに、俺の首がなければおめえが困るんだろう、なら首をとりな、とまで言ってくれた。

 

そんなことはできないと躊躇する孫次郎をみて、繁蔵は自ら腹を突き、孫次郎に首をはねさせる。

 

今わの際で繁蔵は、俺の首を持って行き身のあかしを立てたなら、そのあと首を笹川一家へ届けて欲しい、

 

と孫次郎に託し絶命した。

 

孫次郎は、繁蔵の首を持って一家へ戻り、飯岡助五郎(筑紫桃太郎)に見せると、

 

助五郎は繁蔵の生首にタンを吐き凌辱したうえで、孫次郎、おめえは破門だ盃は水にすると言い渡す。

 

7年間飯岡に仕えた仕打ちがこれなのかと孫次郎は一家を去る。

 

そして繁蔵の首を持ち、笹川一家へ届けにいく。笹川一家では、首のない繁蔵の弔いで姐さんや若い衆が悲しみに沈んでいた。

 

孫次郎は、繁蔵の首を差し出し、笹川一家代貸の勢力富五郎(博多家桃太郎)と対峙する‥

 

*決めぜりふに拍手の渦が巻く。

*長い長い台詞を囁くように、呟くように、火を吐くように玄海花道は一人芝居のように語る。

 

水を打ったような客席にすすり泣きさえ聞こえる。大した劇団だ。

 

筑豊國太郎さんの役者魂が乗り移っているかに思えてならない。

 

任侠の世界を飛び超え人の情けを震わせる芝居になっている。

 

★舞台口上(花形 玄海花道)

・グッズ&DVD紹介

・ものすごく丁寧なしゃべり

・三人の新メンバーを紹介  

 

☆舞踊ショー  (60分)

・これほど魂のこもった舞踊は久方ぶりだ。

   絶賛惜しまない‼

・ライティングがとても素晴らしい!

ラストショー  

【画像】

唸るようなセリフ回しが九州大衆演劇の真骨頂・紀州屋良五郎