◼️ 現在の大衆演劇オーバーワーク 近江飛龍座長のブログより | 紀州屋良五郎 ☆大衆演劇・上方芸能☆情報系ブログ

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僕は26年間座長をやらせていただいておりますが、今の大衆演劇全体がオーバーワーク気味だと思っています。

確かに時代の移り変わりは早く、順応しなければいけないことは分かっていますが、少なくとも僕が座長になった時は今の仕事量の半分、もしくは3分の1くらいといっても過言ではないでしょう。

 

自分の時間もたくさんあったし、稽古する時間もたくさんあったし、もちろん遊ぶ時間もありました。他の劇団と野球の試合ができるくらい余裕があったんですよ。


 

正直今は大変ですよ!!!!

 


劇団によりますが・・・1日の間、休憩なしの12時間~14時間働き続けるってことがありますからね。

それに稽古が入るともっとね・・・・片付けもあるし・・・特に新人は地獄だと思いますよ。

新人だけではなく、舞台の「拍子木」の音が聞こえると、手が震えて芝居が出来ない人だっているんですよ現在。

 

あまりに忙しすぎて心の病にかかる人が続出してます。

好きな舞台なのに、舞台がなによりも嫌いなっている人をたくさん僕も見てきましたから。

 

昔は地方のセンター廻りや健康ランドばっかりで公演をしていた劇団は馬鹿にされたものです。

劇場で公演をしなければ1人前じゃないってね。

でも、その時には劇場は今ほどたくさんは無かったな・・・・今の4分の1くらいじゃないかな?もっと少なかったかな?

健康ランドブームでもあったしねw

 

そしてブームが去り、全国のセンター健康ランドが一斉に店じまいを始めました。

今までセンター廻りをしていた劇団が一斉に全国の劇場に回されるようになりました。

案の定、第一線で活躍している精鋭劇団には太刀打ちできませんでした。突然変異もいましたが・・・

 

 

そこで始まったのが

 

サービス合戦!!

 

 

前売り券というもの出来て、それに商品を付ける。それがドンドン過剰化していく!

客は目新しい「サービス」というものに飛びつきました。

 

精鋭劇団も指をくわえて観ていられません。

品物のサービスに加えて、入場料以上の(対価に合わない)舞台を始めました。

 

 

大衆演劇サービス合戦の火ぶたが切って落とされたのです!

いつしかそれが当たり前の世界になってしまいました。

 

僕たち世代は

「送り出しなんかより舞台だ!!」と叱られ、お客様からも「チャラチャラしてる暇があったら舞台をやれ!」と叱られたものです。

今はスタンダードな「お出迎え」なんか、考えられない時代でしたからね。

 

 

お客様の反論や意見もあるでしょうが、舞台に立っている役者の8割は僕に共感できるはずです。

 

 

「なぜ???俺たちはこんなことをやっているんだ???」

と思いながら日々舞台に立っている役者も少なくないはずです。

 

 

この間、昔夢を語った昔の戦友達と話した時

「俺たちが作りたかったのはこんな世界じゃなかったのにな」

と、全員が口を揃えたように言いました。

 

 

でも生き残っていくためには仕方がない事なんでしょうね。

 

 

長々と読んでいただきまして、ありがとうございます。

 

 

大衆演劇ファンの皆様には嫌な話だったかもしれませんが、オーバーワークなのは事実でそれが原因で病気になったり心を病む役者さんが急増している事だけは心に止めておいてあげてください。

 

 

先日、当劇団の座員に話したところ全員が同感だったようです。

僕もトップに立つ人間ですから、僕よりも座員さんほうが肉体的にも色々な面でオーバーワークな事は分かってます。

(僕は今現在、外回り営業でオーバーワークです:その話はまた後日・・・)

 

 

皆の意見も聞きつつ、ちょっとペースを落としながら行こうかと思います。

 

 

 

p、s

ブログのペースは上がります。