読書の秋 服部幸雄 「大いなる小屋」 | 紀州屋良五郎 ☆大衆演劇・上方芸能☆情報系ブログ

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まいどおおきに〜読書メモでおます

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と言ってもテーマは芝居・劇場だ。
とても、参考になる。
著者が引用されているのは「名ごりの夢」平凡社
だそうである。

江戸時代の人たちが劇場に寄せていた気持ちが6つにまとめてあって興味深いのでご紹介したい。

①芝居見物に行く前夜から早朝にかけての準備のたのしさ心のときめき。

②「陽」のたのしさ、美しさ、華やかさ。

③観客のサービスに徹する茶屋の人たちの応対ぶり。
※残念ながら大衆演劇の場合はセンターを除き、一部の劇場にしかみられない。

④観客達の飾りたてた美しさの競演ぶり。
※この点も大衆演劇の場合は普段着で気軽に見れるのが良さかもしれない。たまに、お着物姿の方も見受けるが、極めて少ない。夏などはゆかた割引などあってもいいのてはないか。

⑤観客席と舞台の融合ぶり。
※息遣いが聞こえる劇空間のライブ感覚は芝居の醍醐味。しかも、大衆演劇の場合は握手、写真などふれあいも多く身近なコミュニケーションは他の演劇にはみられないものだ。

⑥「かべす」がたのしさのひとつ。
か‥菓子
べ‥弁当
す‥寿司
だそうである。

テレビもコンサートもカラオケもなかった江戸時代において芝居見物は最高の祝祭だった。

今も毎日でも楽しめる大衆演劇の芝居は歌舞伎より遥かに身近な娯楽だ。

世の男達が劇場に足を運び、男性トイレに行列ができたときが大衆演劇の本格的ブームといえまいか・良五郎