私を知ってる方は、私が結構仏教とか神社仏閣好きということにお気づきかと思います。

何故かよくわかりませんが実家が曹洞宗で祖母がやたらと信心深かったこと。キリスト教系の大学行ってキリスト教も学びましたが、個人的にしっくりこなかったなどが理由でしょうか。アメブロには載せませんでしたが、2月のチャレンジリーグ和歌山大会の時は、前日から和歌山入りして、雪の高野山の宿坊に泊まって写経&朝のお勤めをしてみたり。仏教の己の内面と向き合っていく感覚が好きです。そして、修行僧のみなさんのストイックさ(少なくともそう見えること)に萌えますラブラブ!。その裏で、実は結構<俗>に染まっている・・・としても、それはそれで迷い多い人間という意味である程度許せます得意げ

と、話がそれましたが、東京・丸の内でこんな企画がありました(4/25までの企画)。

四国霊場開創1200年記念催事『1日で巡るお遍路さんin丸の内


1日で四国八十八ヶ所霊場のご本尊参拝とお砂踏みを体験できる企画が、中央郵便局KITTEの上のイベント会場でありました。「お砂踏み」は88か所の霊場の砂を持ち帰りその砂を持ち帰り、砂を踏みながらお参りすると実際に霊場をお参りしたのと同じ功徳がある…とされていることになぞらえたもの。各霊場のお砂が会場の赤じゅうたんの下に敷かれてて、参加者はその上を歩いてまわり、それによって一日で88か所回ったと同じ功徳がありますよ・・というもの。ご本尊毎にそれぞれ違う「ご真言」を唱えながら88のご本尊に、最後に弘法大師にお参りをします。

イベント自体の日数が限られていたこと、希望時間によって前売り制(整理券的な)だったけれど、チケットは前売り完売でした。もちろん私は早目に希望日のチケットは購入済みでした。
当日、夕方18時からの会のチケットを持って、18時過ぎに会場へ。

この話を友人にしたら「丸っきりご利益薄そうショック!!」とか一笑されたりもしました。混んでいるときは一階のロビーから制限があると聞きましたが、その夕方はスムーズに会場へ。ただ中に入ってからは、体を清める「塗香(ずこう)」をしたりなんだり・・・とお参りを開始するまでに一時間以上はかかりました。

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お数珠も輪袈裟も持っていたのですが、だれも袈裟してないのでお数珠だけ。お賽銭も5円玉を100個用意しました(88か所ですからね)。お賽銭用意していない人には1000円で90枚綴りのお賽銭の代わりの切符のようなものも販売していて、ほとんどの皆さんがそれを買ってました。


例えば、ご本尊が
阿弥陀如来なら 「おん あみりた ていせい から うん」
薬師如来なら 「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」とか、決まったご真言を唱えてそれぞれ回るわけです。親切に各所でご本尊毎ご真言は書いてあるので読めばいいのですが、心こめてとなるとそれなりに心身ともに疲れます。日本語にすると意味が軽くなる(ニュアンスを伝えきれない)のでそのまま唱えると言ってました。

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感覚的に薬師如来をご本尊としているお寺の数が一番多かったんと思います。
後半は疲れてバテ気味でしたが、2時間半ほどかけて丸の内でのお遍路さん終了。最後に無事に回り遂げましたよという「結願之証」までいただきました。正直これをいただくと、実際四国でお遍路さんした皆さんに申し訳ない気がしましたね。とはいえ、お陰様でこういう機会を知り、無事に最後まで巡礼せずともお参りすることが出来たのはありがたいことです。

これは一世一代のチャンスでは?という今回のような機会に、自分の体や家族の事やら身の回りの「小欲」をお願いするのは小さすぎる気がしてお願いできませんでした。その代わりにもっと大きなことを願ってお参りしました。

最近考えているのですが、年に一回初詣だけの方は気付かないかもしれませんが、<詣でる>ことを繰り返していると、本当に何が自分の望みなのかがだんだんわかってくるような、研ぎ澄まされてくるようなそんな気がしています。だから、お参り・詣では大切なのでは・・と。高野山で写経を納めた際、般若心経を写しながら、何回も何回も出てくる(無)という文字をみながら、同じようなことを考えました。

とはいえ、高野山といい、このお遍路さんといい、弘法大師になにかと縁がある近頃の私です。一陽来復  ねむり猫のブログ


聞くところによると、私は去年を頂点として、10年だか12年かけての一旦運が下がって上がるサイクルに入っているらしいので、これを機会に内面を探ることに今まで以上に時間を費やすのもいいかなぁと考えています。


そして、車使ってでも一度は四国の霊場を回りたいと思いました(車なら車の作法もあるようです)。あまり体が丈夫ではないので、そのあたりは上手に落としどころを見つけていこうと思います。


高野山での写経を添付。般若心経という宇宙!