12/1/2012  サンガイア2-3警視庁 ●(24-26 25-22 20-25 25-23 13-15)

スタメン 
サンガイア 18加藤 1菊池 19五十嵐 6瀧澤 20椿山 7岩田 L22吉野 (交代 赤木)
警視庁 6松本 20鈴木 25金丸 14中道 2清水 24中田 L8石川 (交代 航太郎)

サンガイアのセッター岩田、たしか・・・V公式戦初スタメン。それ以外もチーム全体が固くなっている。
1Sの序盤こそラリーが続いたものの、サンガイアは中々連続得点があげられないまま終盤へ。22-24でセットポイントを握られてから瀧澤の攻撃と金丸のミスで何とかヂュースに持ち込むも、ミスを帳消しにする金丸の連続2得点で、警視庁が先取。

2Sはあっさり取り返したつくばだが、3Sは細かなミスもあり1stTTOは4-8。滝澤と加藤で得点を重ねる事は出来ても、警視庁の中道や松本の攻撃を中々止めることができず、気が付けば12-22と大きくリードを許す。そこから椿山や菊池のセンター陣の頑張りで何とか連続得点をあげるも同点に追いつくまでにはいかず、20-25でこのセットは警視庁。

後が無くなったサンガイアだが、先に王手をかけた警視庁の勢いが止まらず、リードを奪うことが出来ないまま14-15。ここの岩田のサーブローテで加藤の攻撃とブロックで2ndTTOはサンガイア。タイム明け後も勢いに乗ったサンガイアはその後岩田の2つのサーブポイントを含む連続得点で一気に点差を開く。が、ここからはその日のサンガイアの不安定さを象徴するように、最大5点差あった点差はサンガイアのミスも響いて22-20、23-22縮まり、まさかの1-3敗け??が頭をよぎるような微妙な展開に。それでもここから再び瀧澤の3得点で何とかタイブレークに。

ファイナルセット、勢いのある瀧澤にボールを集め、瀧澤も期待に応えてブロックにつかまらない巧みな攻撃を見せたが、警視庁はセッターをやらせてもいやらしかった中田の的を絞らせない攻撃でサンガイアを翻弄。勝負は13-13までいくが、最後は松本の攻撃とブロックでデユースに持ち込むことなく試合を決定づけた。昨シーズン優勝のサンガイアは開幕緒戦でまさかの一敗!

サンガイアと言えば筑波男子も混ざってのサンガイア・・・というイメージが出来ているが、筑波大が優勝を目指す全日本インカレ前ではもちろんインカレ重視で不参加。サンガイアは期待の丸山が怪我で出られないので実質交代要員は赤木一人という苦しい事情。その中で自身の大学も掛け持ちの新人瀧澤はその跳躍力を遺憾なく発揮。また加藤はここにきてまた一段と進化したというかキモチが若返った印象。しかも間違いなくいろんなことをまだまだ研究して試していると思われるニコニコ。また、加藤の攻撃の裏には、去年まで加藤が受けていたサーブレシーブを五十嵐が変わってくれているというありがたい事情もある。五十嵐君は自分も打ちたいに違いないけれど、主に守備に献身的に務めてくれた。椿山もセンターとは思えない得点数でにひひ。後ろで見ていた地元の子供が、椿山がサーブや攻撃をするたびに「あれ重いよ」「痛そう~」と破壊力におののいていた。とはいえ、この日サンガイアのブロックはほぼザルでワンタッチからの切り返しもままならなかった。理由は私には分析出来ない(笑)。菊池は色んな意味で明るくなった!何が原因かは分からないけれど、コートの中でもそれが分かるし、彼の元気に助けられる場面も多々あった。岩田君のがちがちの緊張が、愛媛では取れてくれるとと思う。今まで出てなかったから、すごく打ち屋に気を使ってトスを上げているんだと思うけれど、「おら加藤決めろよ!」「おい、椿、そこいくぞ!」みたいな強い気持ちを持ってセットしてくれたら、もっと楽しくなる。最後に吉野君、いつもありがとう!