地震発生当初から、私は仕事上の立場もあり、「大丈夫。絶対に大騒ぎしてはいけない」と、自分にも言い聞かせ、社内、そして何より心配している海外本社に言い続け、それよりもっと先の経済と電力が心配・・・と伝えた。同時に「普通の暮らしが出来るところは普通にしないと経済が回らなくなる」とTWEETしたし、あちこちで散々話もした。ということで、個人的に当初から自粛のし過ぎに危機感を持っていた。






突然ですが、日本って、国民全体が国民三大義務の一つの「納税」ということに対する意識が低すぎるし、優秀なるTaxPayerを育てる教育も多分無いとおもう。むしろネットで設けた人とかを安易に叩きのめしてきたように「持つものは悪」みたいな土壌があると常々感じている。




わたしは、リンカーンのあの有名なゲッチスバーグの演説の一説"・・・・government of the people, by the people, for the people・・・"も、ケネディの有名な就任演説の一説も”ask not what your country can do for You -Ask what you can do for your country.・・・"も、私自身の解釈は、by the peopleとは国民が勤勉に働き納税をすることで、what you can do for your country=勤勉と納税だと思っている。






金は天下の回り物であって、回さなければ生み出せない。仮に100%自給自足で暮らしている人だって、地域の恩恵を預かっているんだし、自粛=経済活動しないであっては断じてならない。お金を生み出さず、如何にして傷ついた人々や土地を物理的によみがえらそうというのか。優しい言葉だけをかけ続けてもらえれば被災者や安らぐのは最初のうちだけではないのか。






NYタイムズ紙も27日、日本の過度の自粛Self-restraintに関して危惧する記事を掲載した。『危機への防御で自粛という病が日本を席捲』:「被災した人々との連携を示して自粛する側に何かをしているというムードを安易につくりだす・・・・経済への悪影響を考えていないようである」と。






計画停電にからむ自粛セざるを得ないは置いておいて、自粛傾向は出来るだけ早く見切りをつけて、自分の生活が立ち行っている人は、むしろ助けるという意気込みで思い切って消費する。今こそ、使うべきところに使うべきお金を落とす気持ちを持って、一人一人がこの国難に立ち向かうべきなのだ。使うべきところが義援金だけではいけない。全てのあまねく国民がお金を儲けて、ちゃんと納税して、被災した以外の人たちの暮らしにプラスをして生産し続けなければ・・・・・・。

もちろん、これは今回の震災に限って言うことではなく、普段からも国民は、いかにして赤字にして税金を逃れるかではなく、お金を稼いで納税するかを考えるべきなのである。働けるウチは税金を使うだけの人になってはいけないのだ。






ついでに、これを書いている間に、フォローしている方の情報で「ひとつになろう」より「てんでんこ」がいい:日経ビジネスオンライン
 というのがでてきた。私もずっと思っていたことなので溜飲を下げた。フジテレビが、アイドルが「ひとつに!」って言うたびに、一緒にTV見ている友人と「ひとつにって気持ち悪いね。ベクトルが同じならバラバラでいいんじゃない?」って話をしていた。






日本を必ず早い段階で復興させ、復活するぞ!という気持ちを一人一人が持って、何をするにしても、決めてしないにしても自分で責任取れる行動をし続けたい。そして経済をまわすために動きだそう。











ちなみに、私は国税庁とか税務署とか、普通に聞くだけでゾっとします。