僕は彼に依存している面(恩恵を授かっている面)が確かにある。結果としてである。しかし僕は彼を喰わずとも(僕として)生きられるし、つまり、彼に依存しなくとも生きられる。
彼の方はというと、彼は僕を喰わずして、彼のままとして、生きられない。故に、彼の方が僕に大いに依存している。つまり、彼の方が(彼がどんなに優越に浸ろうが気取ろうが)ひ弱な存在である。
結論としては、1割だか0.1割だかの彼らは自身の優位でもって自身の劣位を証明するというその苦悶に行き着く。気の毒。