さて、今回の作品は、前回の予告通り車両展示用のジオラマです。3両編成の列車が展示できる様に長ーくしてあります。これ位の長さになると、奥行きの関係で景色が単調になりがちなので、けっこう頭をひねります。この作品では、趣の違う山裾を左右に振り分け、中央に里山を連想させる畑を配置しています。単純ですが景色を繋ぐ事が重要なんです!この「繋がり」がない作品は、とても違和感のある物になってしまいます。これからも、違和感のない作品作りを頑張って行きます!



全景です。上が右側、下が左側です。タイトルは、「里を行く」「時間(とき)の佇ずまい」の2種類です。どちらの側からも楽しめる様にしています。因みに全長は65cm です。

線路は、緩やかなS カーブになっています。私は、このS カーブが大好き‼

落葉広葉樹がメインの山肌です。ガレた感じにして見ました。

他方の山裾です。こちらは里山でよく見られる杉木立を表現して見ました。

中央の畑を耕す農夫です。土のニュアンスをどうにかしないと……。

車両を置いて見ました。いかがでしょうか?

このアングルで見ると、一番奥の電柱が傾いているのがよく判ります!意図的なのかは皆さんのご想像におまかせします‼

いかがですか?ジオラマより、この車両が気になる方が多いのでは?国鉄時代の急行列車用のディゼルカーです。昔の車両なので乗った記憶のある方は……、とてもいい時代を過ごされた方だと思います。因みに私もその一人かも。

ジオラマの中央にある信号機です。腕木式の信号機にするつもりでしたが、展示する車両の年代の幅を考えて3灯式にしました。いろいろ考えても取り付けが傾いていては落第ですね!後で手直ししまーす!
よーく見ると鹿が……❗  仁