「群読音楽劇 銀河鉄道の夜2019」
おかげさまで無事に終了いたしました。
関わってくれた全ての皆さま、ありがとうございました
私の母校が毎年開催している公演で、13年続いている歴史ある公演です。
私は、私がお芝居を楽しむ為にお芝居をやってはいません。
好きではあるけど、楽しいとは思っていません。
お芝居はお客様が楽しむものです。
その為に、訓練し、勉強し、努力をし続けるのが私の務めだと思っています。
でも、それが窮屈な時もあります。
市民参加劇は出演者の方が楽しそうなところが、1番の魅力だと思っています。
だからたまに観たり、参加したりしたくなるんです。
だからオーディションに応募してみました。
在学中、ずっと出たいと思っていたこの作品。
出たかったな
で終わらせたくなかったのもありますが。
ご縁があり、出演出来ることになって、本当に嬉しかったです。
私は、ジョバンニの母を演じました。
冒頭に少ししか出ないのだけど、「お母さん」の匂いはこの作品にとても大切なファクターとして登場しています。
ひやぁー。
でもジョバンニ役だった工藤ちひろちゃんが、本当に可愛くて可愛くて。
演じている最中は本当に幸せな気持ちになりました。
でも、自分の役より、群読に混ざってる方が段取り多すぎて大変でした笑
毎公演色んな事が起こったけれど、それも笑って楽しめるいい座組だったように思います。
もらったダメ出しで1番笑ったのは、
「ここの『あぁ』はレの音で」
でした。
やってると全然見えないから。
冒頭、イスが動いてめちゃくちゃになるシーンは、3.11以降に追加された演出です。
当時は波の音がSEで入ったりしていて、すごくショッキングな演出でした。
そこからの「雨ニモマケズ」は復興の願いも込められています。
亡くなった方が生きていた事を証明する。
残されたものの勤め。
初演から音楽監督を勤め、昨年亡くなったジャズピアニストの佐山さんを思い出しました。
最後に演奏されていた曲は、難聴のパーカッショニスト・エヴェリン・グレニー作曲の「A Little Player」という曲でした。
7日間しかお稽古がないので、どうしたってみんなで助け合わなくては出来ないんです。
上手いとか、下手とか関係なく、ただただ懸命に生きた日々でした。
きっとその熱量がお客様の心を打つのだなと思います。
本当に素敵な、楽しい時間を過ごせました。
ありがとうございました
次に進むよ。