結論から言うと


今回の仕事の話は流れた。





企業様はとても親切で


いろんな面で精一杯考えて下さった。





けれど


給与の面で彼が躊躇を。


長い目で見ればここに就職することが最善だと話したけれど


国のご家族への仕送りを考えたら足りなかったと彼の返事。


よく考える、と、悩みに悩んで出した彼の結論。


距離も近くなることはなかった。





彼の人生、置かれている状況に


私は彼の出した答えに無理強いは出来ない。


かなり説明してきたけれど。





モヤモヤとした気持ちが残っているのも事実。


日本語の読み書きもままならないのに


それでも


同じ職種の現場で仕事をしているなら


出来るであろうと


わかりました!受け入れましょう!


とお返事下さったのに。





彼からの返事を聞いて数日後の今日


お断りの連絡を入れたら


状況もおありだと解るので、


またいつでもご連絡くださいね。


と仰って下さり


今回受け入れようとして下さった企業様に


私の方が頭が下がった。





今回ばかりは本当に


彼になんとも言えない気持ちが残った。


給与の額だけの上手い話に騙されたりせずに


そして


資格のない外国人が日本で仕事を探す大変さも


もっともっと頭に入れて次を探してほしい。


これは彼女としてではなく


ひとりの人間として彼に心から強く願うこと。


いや、


理解して欲しいこと。