不確か | かや

かや

かやです。

昨日、午前中、四週間に一度のジェルネイルの付け替え。次回の予約を毎回入れているがあっという間に四週間後となる。
伸びた爪をギリギリまで短くカットして頂く。カラーは前回と同じ。右手。
アートも毎回同じくダイアモンドカットのストーンを三つ重ねて頂く。左手。

ネイル後、移動し、マシンピラティス&コンディショニング後、移動し、ヘアサロンでシャンプーブロー、二件所用を済ませ、夕刻となり、移動し、和食の店でひとときをコースで堪能し、帰宅。夕食に選んだコースは前菜、御椀、御造り、焼物、合肴、止肴、食事、水菓子、和菓子と定石的かつ盛り沢山な内容だが桜鯛と本鮪のトロの御造りが特に美味しかった。


その昔、この店で期間限定メニューですっぽんフェアが有った。他にもすっぽんを取り入れたメニューが有ったような気もするが、メインは一人用サイズのすっぽん鍋でお勧めとなっていた。ブローシャーでもトップに取り上げて宣伝していた。
もともと一品だけがテーブルに有るのが好きでは無いので、この鍋の他に別なメニュー、たとえば焼物や刺身盛り合わせなども注文したりしつつ、来る日も来る日もすっぽんフェアのすっぽん鍋をオーダーした。
友人を誘うことも何度も有り、最後は品切れとなり、すっぽんフェアのすっぽん鍋は予定より早く終了した。
テーブルにただカップ&ソウサーだけがぽつんと有るのが視覚的に好きでは無いから、飲み物にケーキやフルーツ盛り合わせなど添えて、結果的にケーキやフルーツが好きなのだと階下の店では思われていたし、スパ&フィットネスのメンバーシップになっているホテルのカフェでも飲み物には必ずケーキを付けたから、同じくケーキが好きなのだと思われていたりするが、すっぽんの時もそのような視覚的な理由から鍋だけでなく他のものも選んでいた。因みにケーキは全く好きでは無い。


今思えばすっぽん鍋はどのような味だったかまるで記憶に無い。
友人は鍋のスープをひと口飲んだだけで大量に汗を吹き出して「これ凄すぎるかも」とフーフー言って「鼻血が出そう」と言っていたのでそれなりに滋養は有ったのだろうが、私はそのような体感は無かった。
微かに覚えているのはそのスープもとても美味しかったがすっぽんの肉がとても美味しかったことだ。すっぽんフェアのすっぽん鍋、殆んどまきちゃんが食べちゃったんじゃない?と友人達は言っていたが、勿論そのようなことは無く、人気だったのだろう。


会社ごっこのオフィスが道を挟んだ至近なこともあり、その店ではほぼ毎日昼か夜に食事をしていた。
そう記すと、相当その店が気に入っていたように見えるが、生活動線から逸脱していない店は何より近いという理由だけで足繁く立ち寄る。
しかし、ふっと別な店に切り替わる。切り替わる理由は特に何も無い。
昨夕、食事を摂ったが以前のように毎日立ち寄るということは無くなった。
そのような店はたくさん有るし、毎日立ち寄っていたのに忽然と立ち寄らなくなりそれきりとなる。十何年通ったミッドタウン六本木のヘアサロンも同じく十何年利用したヒルズけやき坂のネイルサロンもふと変えた。
理由は全く無い。
心変わりというほど心を向けていなかっただけで、絶対其処でなければという理由が全く無かっただけだ。
そう考えると、絶対、でなければならないというのは有るようで何も無い。
絶対であって欲しいと願う全てが幻のように不確かだ。不確かなのに、恰かも、確かなこととして確かなものとして捉えていること自体、幼児の頃から何故自分が自分だと認識しているのかが分からないまま何十年もそれが不思議でならない私には色々不確か過ぎてよく分からない。


thursday morning白湯が心地良く全身に巡り渡る。

本日も。淡い。