『GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代』という書籍があります。
アダム・グラントが著者の本はおススメです~!
この本では人を三種類の傾向に分類して紹介してあります。
- ギバーは与える人(利他)
- テイカーは受け取る人(利己)
- マッチャーはバランスを取る人(調整)
テイカーは奪う人でもあり、マッチャ―はwin‐winを目指す人ですね。
これからは今までの時代とは違います。
信用が価値を得る時代がやってくると言われています。
「我」を通すものより、自己を把握し、他者に与えて、優しく接し、人間性を伸ばす事で豊かさやギフトを得るようになると言われているのです。自分の人生を歩むために、知っておいたほうが良い知識が入った本のひとつです
単純に与える人だから成功する、という訳ではないのです。
成功する順に書くと
1位:互いの豊かさに着目するギバー
2位:目には目をマッチャ―
3位:欲しい欲しいのテイカー
4位:ひらすら搾取されるギバー
■ギバーの特性
良くしてやったなどと思っていないし、お返しなど考えもしない人たちだと本にはあります。
与える人と一言で表しても、最上位と最下位とあり、その差は天と地ほどに違います。
下位ギバーの人物像というのは自己肯定感が低かったり、与える事で頼られていると思いたがる人が身を切りすぎることでなってしまいます。自己犠牲型です。
恋愛でもよくあるパターンですね。尽くしすぎて都合のいい人間になってしまい、軽視されるというヤツです。典型的な「断れない人」がこれにあたります
上位ギバーというのは助け合い、分かち合いの精神を持っています。
成功するギバーにスムーズに入るには、テイカーの排除や回避がおススメです。
見返りを期待することもなく、自分の時間を割いたり、知識や人脈、アイデアなどを分かち合ったりしようとし、他者思考型でありつつ、自己利益も確保します。受け取るより与えるスタンスですが、自分にも他者から還元され、受け取っていく形をしっかりとっていける人たちがこれにあたります
■テイカーの特性
相手に良くしてやるとお返しをしてもらおうと常に期待する。と本にはあります。
競争社会に染まっている人がなりやすいです。
相手が望んでいることより自分の利益を優先し、損得勘定を自己目線のみで行っております。
相手から見た損得など全く考えないので、この人と仲良くしたら助けてくれるかもとか下心を持って親切にしてくるテイカーも居たりします。この行動をレック行動といい、鳥の求婚にたとえられますが、自分を大きく見せがちな傾向が見られます
マウンティングを好み、立場上上に居る事=豊かさと考えています。
■マッチャーの特性
相手に良くしてやった事を意識していて、相手は自分に返すべき恩義がある。と本にはあります。
与えられなければ与えない。相手と五分五分の状態を理想とするのがマッチャ―です。
このタイプの弱点は新規窓口の会得が苦手な所にあります。
恩を頂けば恩を返すのですが、自らの損が出ないようにする防衛意識がありますので、マッチャ―とマッチャ―が出会うとどちらが先にどう与えるかという問題が出てくるのです
マッチャ―がテイカーより成功ランクが上の理由としまして、マッチャ―はテイカーに遭遇したり、自分の損を認識すると、あの人ヤバかったよと自分のコミュニティ内で評判や実体験の共有をいたします。
マッチャ―は一番存在数が多いので、こうしてテイカーの正体が露見していく事もあります
人はそれぞれギバー、テイカー、マッチャーの側面を持っています。
現在の言動から見える割合の大きさによって、ギバー、テイカー、マッチャーどのタイプかが変化する事を心に留め、出来るだけ良きギバーであれるように自分を整えながら日々を過ごしていけるといいと思います。
そのためには人への感謝を忘れないように過ごす事。そして内観をし、自分を自分で見つけてあげる事が一番確実なステップのように思います。
詳細が気になる方は是非、書籍『GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代』を購入なさるか、Youtubeで解説動画を見ていただければと思います
話は変わりますが、アルベルト・アインシュタインの格言があります。
弱い人は復讐する
強い人は許す
賢い人は無視する
テイカー/ギバーをこれに当てはめて考えてみましょう。
弱い人は復習する。これ、他人が持ってるものに興味津々で自分見てないんですよね。ただの駄々っ子です。でもみーんな通る道なんですよ。皆それぞれ違うんだよって理解させるために皆通らされる。でもいつまでも子供のままだと、どんどん自分が持ってた筈のものまで見失うし、しっぺ返しも大きくなってきます。
自分の不足を他人で埋めようとしてしまう、テイカーですね。
一方、ちょっと強い人は怒りと他人への期待があったりして「許す」選択を取るんです。この場合の許すは甘やかしになってしまうことが多くて、搾取されるんです。下位ギバーになってしまうこともあります。
また、権威や圧力を強いと勘違いしている人も「許す」選択をしますが、こちらはテイカーです。ここまで言っておけば反省しただろうとか、言う事をきかせるための一人芝居の世界で踊っている人いませんか?
真に強い人は別に相手のこと許すもなにもないんですよ。
出来事を見ますから、人に大してそこまで関心が沸いてない場合があって、出来事のひとつでしかないから、怒る価値も無かったりする。それで優しいとか寛大とか、許している風に見えるだけなんだと思います
シンデレラが継母に「あなたを許します」と言ってさよならしている場面があった気がしますが、あれは「古いものはここに置いていくぜ!育ててくれた恩とチャラな。アバヨ」みたいなものです。あなたに捕らわれません宣言なんです。
こういった上位ギバーの方々は、合わない人や、成長が無さそうな人を切るの早いです。見てても楽しくないし、時間の無駄って知ってるんですね。
賢い人が無視できるのは、その態度で生きていたら苦しくなるのは相手自身って知ってる人です。いかに自分に関係ないものか知ってるんです。その人に何があろうと自業自得。因果が相応に降りかかるから、ほっといてるだけ。
ここまで来ると、弱い人が構ってもらえるような隙すら無いことの方が多いです。
いかがでしたでしょうか。一人で出来る知識の応用方法として、参考になれば幸いです。皆様の未来がより良い物になりますように
本日もお目通し、ありがとうございました。