平成30年4月28日の空は、雲ひとつない素晴らしい青空でした。

 

その日、僕は湘南の街を、ある場所を目指して歩いていたのです。

 

青空から降り注ぐ陽の光は、今頃の季節にしては少々強く、まるで真夏の様な輝きを放っています。

 

その輝く陽の光の中、目的の場所に辿り着きました。

そこには、古色蒼然とした古民家が…

 

玄関に一歩足を踏み入れると、時がまるで過去に向かって遡ってゆくような、そんな不思議な感覚が溢れてきました。

 

そんな時間の流れの中での撮影になりました。

 

モデルは、お馴染みのこの方…

 

奈良 岬さん。

 
 
 
 
この、背景の窓ガラスの質感、僕にとって、とても懐かしいものです。多少の歪みのあるこの時代のガラスを通って差し込んでくる陽光は、とても柔らかく、ノスタルジック(懐古的)やセンチメンタル(感傷的)な雰囲気を演出してくれます。
 
 
 
 
穏やかな、緩やかな、気怠くもあり、ちょっとだけエロスとデカダンスが混ざったような匂いを纏った懐かしさ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の2枚の写真について…

つばささんの撮影会で学んだことのひとつに、“光で飛ばす”というものがあります。

例えば、窓の外の景色の中に写し込みたくないものがあるとき、

あるいは、外の景色が写ってしまうと写真の雰囲気が台無しになってしまう、といった場合、絞りとシャッタースピードの調整で窓から入ってくる光をより強調し、その光の中に物体を埋もれさせるというテクニックです。

 

 

 

 

 

 

岬さんが着ているこの服、色合いといい、模様といい、ノスタルジックなこの空間にぴったりと適っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今まで何回か岬さんを撮影させていただきましたが、毎回毎回、新たな魅力に気付かされて、何回でもまた撮りたくなる素敵なモデルさんです。

 

今回も、細かいことは考えず、ただもう夢中で撮っていきました。

 

夢中にならなければ、女性の写真など撮れる訳ないないのだから…

 

【撮影データ】

・撮影日:平成30年4月28日(土)

・ロケ地:神奈川県藤沢市(古民家喫茶ラムピリカ)

・モデル:奈良岬さん

・機材:Nikon F/55㎜f2.8 micro(フィルム:ASA800)