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2010.12.25

LUNACY黒服限定GIG-Holy Night-

初参加でした。
後楽園駅に着くと、既に異様な雰囲気。
目に入る人はみなビジュアル系な服装。東京ドームまで来ると髪の毛を盛大に立たせた人やカラフルな髪の人なども。こ、これが黒服限定ギグ…!!と早くも驚愕。何より、見渡す限りド派手な黒服だらけってのが凄い光景。

グッズ売り場には、黒服限定ギグ限定のグッズがズラリ。そして売り切れも続々と。見ている間にも次々と売り切れていきました。
僕はパンフレットとポスターを購入。こないだはグッズを見る時間なんてなかったものなぁ…。
それと今日のライブを収めたDVDの予約。会場予約特典でカードが付いてきました。イノランと迷ってJにしました。

席に着くと23日とは打って変わってほぼ真正面。ネットあったんだってくらい23日は遠かった訳ですが、今日は花道を囲むアリーナ席まで五十メートルあるかないか、花道までも百メートル程度です。開演前に書いているのですが、これなら歌だけでなくギターもベースも十分聞こえるかもとドキドキしています。
開演前のBGMは、先日の訳の分からない洋楽ロックとは異なり(聞いたことある曲もちらほらあったけどね)、ゴシックアンビエント(分からない人はエヴァネッセンスのバラードみたいなものだと思われ)がずっとかかっていて好印象。雰囲気出て良いです。23日みたいに幻滅しなくて済んでいます。

レクイエムが流れて会場が暗転。LUNA SEAのインディーズロゴが白から赤く染まるとライブスタート!
黒マントから顔を出す五人。ファンの叫声が鳴り響く!ギターリフが入ってきた。Fateだ!「Fate!」の掛け声と拳にファンは十年の熱い思いを乗せて何度も飛び上がった。
続いてはDejavu。23日が48列だったのに比べ、今日は18列とかなり近く、正面なので音がクリアに聞こえる。ファンのノリも熱い!各メンバーも絶好調だ。硬派な、しかしかなりの熱を持ったスレイブのお姉さん達が左前で前の席の背もたれに手をかけて物凄いヘドバンをしている。隣の席の人も凄い。しかし誰一人メンバーの名前を叫ばない。硬派なのが良いので見習うことにした。
三曲目はMechanical Dance!やはり今日は事前情報通り初期曲で固めている。Jのベースソロでファンが叫び声をあげる。素晴らしい。この曲を生で聞ける日が来るなんて。
Imitation、Imageでファンは歌に聞き入っていた。隣のお姉さんはここから結局最後までヘドバンを止めた。急にどうしたんだろう。ImageでINORANの紡ぎ出す美しい音色はやはり絶品で、この人なくしてLUNA SEA(LUNACY)は成り立たないと再認識させられた。
Slave、Branch Roadと激しい曲が続き、Sandy Time!これまた初期の曲だが今後のライブでプレイされる機会の少なそうなレアな曲だ。Jのベースが冴える。朗々と歌い上げるRYUICHIの歌唱で新たな命を吹き込まれたようだ。ラストにはSUGIZOのノイズやハウリングを駆使したトリッキーなギターソロが挟まれた。
インディーズ時代の曲らしい、Suspiciousを挟んでSearch For Reason。紫のライトがLUNACYの魅力の別の一面を妖しく照らす。
飛ばして行くぞ!と煽りを受けてスレイブ達の熱気は更に加熱、それに応えるようにLUNACYはBlue Transparensy、Shade、Time Is Deadとたたみかける。Search For Reasonでもそうだったが、RYUICHIはダーティーなシャウトを完全復活させている。河村隆一名義以降しか知らない人には衝撃だろう。この辺りからスレイブ達のヘドバンや叫び声も更に激しくなった。
Precious...が始まると今夜のライブに終わりが近付いていることが分かる。スレイブ達も最後の力を振り絞って、飛び上がり声をあげ、LUNACYの全力に応える。
ラストに演奏されたのはインディーズ時代の曲、Nightmare!初めて聞いたが、素晴らしい曲だった。初期のLUNA SEAが好きな人には堪らない一曲だろう。

アンコールで出てきたLUNACYはRosierとMotherを演奏。これで一先ず東京ドーム3daysは終演となった。

初心に帰るという意味で使われた刺々しい字体のLUNACYというインディーズロゴに相応しい濃厚な楽曲群にスレイブ達は大満足だったようだ。
アンコールで演奏された二曲に不満な人もいたし、確かにMoon~WishまたはStayなどでも良かったかもしれないが、Motherまでが初期と思っている自分としてはあれはあれで良かったと思う。
極初期、特にアルバム「LUNA SEA」の曲はリズムパターンやテンポ、時に展開まで変えていて、セルフカバーアルバムの内容がどうなっているかの片鱗を垣間見せた。
かつてインディーズ時代にリリースしたカセットに入っていたというNightmareが聞けるというのも再録作の目玉の一つだろう。
そんな訳で僕もまた再録作を予約した。

終演のアナウンスが流れ、DVD収録用またはTV放送用(いずれフジデレビネクストで放送されるらしい)のテロップがスクリーンに流れてもファンの一部からアンコールの声は鳴り止まず、そしてそれ以外の人びとも、グッズ売り場に長蛇の列を作り、仲間同士で今夜のライブについて語り合い、記念写真を取り、皆一様になかなか東京ドームから離れようとはせず興奮冷めやらぬ様子だった…。

【セットリスト】
-序曲-
レクイエム

01.Fate
02.Dejavu
03.Mechanical Dance
04.Imitation
05.Image
06.Slave
07.Branch Road
08.Sandy Time
09.Symptom
10.Suspicious
11.Search For Reason
12.Blue Transparency
13.Shade
14.Chess
15.Time Is Dead
16.Precious...
17.Nightmare

-アンコール-
18.Rosier
19.Mother