HERO (初回盤)

『HERO』(ヒーロー)は、Mr.Childrenの24枚目のシングル曲で、2002年12月11日に発売されました。小脳梗塞からの復帰後のシングル曲で、6年ぶりの年間TOP10を果たしました。

私はミスチルの中でも屈指の名曲だと思いますが、世間的にはそこまで人気のない曲にも思えます。絶頂期の発売であれば間違いなくベスト10に入るものだと思いますが、そこは少し残念ですね

 

親の目線で書かれた曲であり、お父さんやお母さんはその子供にとっての「HERO」ではないかという歌詞になっています。世界を救えるようなヒーローになれなくても、ただ一人君にとってのヒーローでありたいという歌詞が素晴らしいですね・・・1番の歌詞はその当時の映画「アルマゲドン」の主人公のブルースウィリスを彷彿させます。

 

メロディーラインも本当に美しいですね・・・ラスサビ前のCメロからラストサビの盛り上がりが本当にいいです。このCメロ部分は、ライブで桜井さんは泣いて歌えなくなることがあります。

 

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残酷に過ぎる 時間の中で
きっと十分に僕も大人になったんだ
悲しくはない 切なさもない
ただ こうして繰り返されてきたことが
そう こうして繰り返していくことが
嬉しい 愛しい

 

Mr.Children 「HERO 」歌詞より抜粋

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自分の親をみて、そして自分が親になり、そして子供もいずれ親になり

そうやって繰り返していくことの素晴らしさを歌っています

 

このCメロのメロディーと歌詞はミスチルの中でも屈指なんではないでしょうかね・・・

 

ラストサビは、1番、2番のファルセットから変わって、力強く地声で歌われます

1番、2番サビのファルセットは、体調を考慮したもののようですが、それが返ってラストサビの地声で歌い上げる盛り上がりの演出になっていて、素晴らしい出来になっていると思います。