こんにちは。

 

 九州豪華列車旅の5回目です。

 

 過去記事は、下記をご覧ください。

 

 

 

 

 

 今日は、今回の豪華列車旅メインのひとつ「或る列車」に乗ってきた話です。

 

 

 「或る列車」

 JR九州が運行する、「極上の ”食・時・おもてなし” を味わう幻の列車」です。

 

 明治39年(1906年)、当時の「九州鉄道」がアメリカのブリル社に豪華客車を発注したものの、「九州鉄道」が国有化されたため、活躍する機会のなかった「九州鉄道ブリル客車」、通称「或る列車」です。

 

 詳しくは、下記をご覧ください。

 

 

 この列車、ボッチ乗車にはなかなかハードルが高い列車なんですよね。

 

 1名専用テーブルは、2号車21番席のみ(38,000円)。また、二人用テーブルの1名利用は1号車1番~5番の5席ありますが、44,000円と高額になります。

 

 

 幸いにも、10月31日(月)の午後便にボッチ席が空いていたので、今回は「2号車21番」を押さえました。当時の価格は、35,000円でした。

 

 ただ、私にとって今まで乗った中で一番高価な列車です。正直緊張もしてました。車内もウロウロできず、大人しくしていたので、大したことは書けないことをお許しください。今度乗る機会があれば、もう少し車内も堪能したいと思います。

 

 「由布院駅」ホームの「あし湯」に浸かりながら、折り返し運転の準備が整うのを待っていました。

 

 受付開始が近づいてきたので、足を拭いて、列車の近くに行きます(レッドカーペットが敷かれました)。

 

 ちょっと、写真撮影タイムです。

 

 車両デザインは、「水戸岡鋭治」氏です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ↑食堂車の「キロシ」ですね。

 

 ❻由布院駅 15:00発 → 博多駅 18:07着。

 或る列車 午後便 2号車21番

 

 いよいよ受け付けが開始され、車内に入ります。

 

 

 ↑ステップにも「ARU RESSHA」の文字が。

 

 ↑2号車21番ボックスです。

 

 午後便の進行方向(博多方面)は、右です。進行方向正向きに座ると、窓はありません。私も、料理中は正向きに、料理が終わり寛ぎタイムは、窓のある方に座り直しました(逆向きにはなりますが)。

 座席案内時、窓のない案内もあります。クルーの方に「よければ逆方向になりますが、お席を移られますか?。」とも仰って頂けました。

 

 

 

 ↑座席に座ると、このように見えます。

 

 

 座席に一枚のカードが。裏返すと……。

 ↑還暦祝いのメッセージカードが。嬉しいサプライズですね笑い泣き

 

 申込時の顧客情報から、私が今年還暦になった事を知り、書いて頂いていたそうです。

 

 クルーの方の挨拶の後、飲み物を選びます(フリードリンクです)。

 

 ↑ドリンクメニューです。

 

 取り合えず「完熟みかんジュース」をオーダー。

 

 「或る列車」のお食事を演出するのは世界ベストレストランに10年以上連続でランクインし続けている成澤由浩氏。
 成澤氏は東京・南青山のレストラン「NARISAWA」のオーナーシェフであり、自然環境をテーマにした料理をつくり続けるシェフとして、国内外にその名を轟かせています。
 前菜、お魚料理、お肉料理、スイーツ、ミニスイーツは成澤氏による「或る列車」だけのオリジナルメニュー。
 成澤氏が九州各地の生産者を訪れ、五感で確かめた質の高いのものだけを使用します。
また、器も九州の職人たちがこの列車のために特別に制作したオリジナルを用意。
非日常感あふれる贅沢な時間を演出します。(HPより引用)

 

 早速、前菜からスタートです。

 

 2022年10月メニューです。

 

【前菜】

 ”伊勢海老と茄子、秋のカクテル”

 佐賀県・自然薯、長崎県・伊勢海老、宮崎県・茄子


【魚料理】

 ”甘鯛とキノコ、蕪のカプチーノ仕立て”

 福岡県・椎茸、長崎県・甘鯛、蕪

 

 

 ↑福岡 新川製茶の緑茶です。

 

 【肉料理】

 ”牛すね肉のポ・ト・フ”

 佐賀県・玉ねぎ、宮崎県・黒岩土鶏、鹿児島県・黒毛和牛すね肉

 

 どれもとっても美味しい料理です。食材は九州各地の生産者からの物です。

 座席には、「こだわりの生産者」という、リーフレットが置かれていました。

 

 食後のコーヒーです。

 福岡県・ハニー珈琲(NARISAWA ブレンド)

 

 ここまで、約1時間半です。16時35分過ぎ「筑後吉井駅」で、一旦列車外に出ることができました。

 

 

 

 

 

 ↑せっかくなので、クルーの方に記念写真を撮って貰いました。

 

 出発まで、若干時間があったので、人の少ないうちに車内撮影も。

 

 

 

 

 

 16時50分過ぎから、料理の再開です。

 

 【スイーツ】

 ”温かい林檎と見えないパイ生地”

 福岡県・たまご、熊本県・牛乳、宮崎県・赤ワイン

 

 料理の途中も、クルーの方と色々とお話をさせて頂けました。二号車にはお二人の方が担当されていましたが、どちらの方も高級レストラン以上(行った事は無いですがてへぺろ)のおもてなしでした。

 片方の方に、今回の旅行の目的(還暦の自分へのご褒美)などをお話をさせて頂くと……。

 

 最後の【ミニスイーツ】は……。

 お皿にデコレーションされて提供されました。

 

 もう一人の方からは、再度メッセージカードも。

 

 車内も記念撮影も。

 

【ミニスイーツ】

 ”PB&J ピーナッツバター&ジェリー”

 ”ペペス” ”イチジクのスパーシー赤ワイン”

 長崎県・落花生、長崎県・イチジク、宮崎県・ペペス

 

 長いと思っていた、3時間の旅もあっという間に「博多駅」到着です。

 

 終始緊張気味での乗車だったのと、最後のサプライズで他のことは記憶が飛んでしまい、ただの乗車記だけになりましたが、四国の観光列車とは違ったおもてなしで、価格分の事は堪能できたと思います。

 次回はもっと余裕をもって、目一杯楽しみたいと思います(でも、4万円かあ)。頑張ってお金稼ぎます。

 

 あ、「博多駅」到着時の写真も一切撮っていませんでしたガーン

 

 ❻博多駅 18:45発 → 岡山駅 20:31着。

 新幹線さくら568号 指定席(おとなび切符)。

 

 

 

 

 「岡山駅」で軽めの夕食をとって、「南風27号」で琴平駅到着です。

 

 ❼岡山駅 21:39発 → 琴平駅 22:33着。

 特急南風27号 2700系気動車 自由席。

 

 ありがとうございました。