美構造メソッドの藤原ヒロシです。
『◯◯×開脚』というテーマで、さまざまなジャンルと開脚がどう繋がるかをざっくりと紹介。
映画「国宝」×開脚⑶
美構造が考える「肩の落とし方」
簡潔にいえば、胸郭を持ち上げることで
相対的に肩が落ちるという身体構造的な仕組みを使うということです。
運動として、肩を下げると
僧帽筋が緊張したり、肩幅が広がり三角筋の主張も強くなりがちです。
基本的に体幹部も少し屈曲してしまう(曲がってしまう)ので姿勢全体としては、脚に負担がかかり重心が下がりすぎて、しなやかな動きをしずらくしてしまいます。
しかし、胸郭を持ち上げることができれば
僧帽筋は緩み、スルスル〜っと肩を下げることが実現していきます。
実は、この「胸郭を持ち上げる」は、私が今やっている開脚の身体の使い方と同じなのですが
自分で意識して胸を引き上げるとか背中を締めて持ち上げる事では足りないのです。
そうではないところが、最初は難しいのかもしれませんが、仕組みがわかってくると意識しなくて済むので従来よりも簡単になるでしょう。
仕組みを使うには、大前提として大腿裏(ハムストリングス)の張力(坐骨付近が特に)が土台になり、骨盤を立たせる事が必須です。
さらにレベルアップするなら、首の力を使ってはならず、仙骨を前に入れ、腰を反らし重心を前に置き続けることになります。(楽ではないです)
さらにレベルアップするなら、内転筋の張力にかかっていて、開脚を稽古していくと結果的に内転筋がどんどん使えるようになるのでわかるのですが、力を内側に向けて使い、その力を溜めて、中心軸を細く芯の強いものに仕上げていくことができます。
女形で表現されるものが、外に向かう方向性ではなく内に向かう方向性であるならば、身体の使い方をそのように仕上げていくことで、現代の女性像とは違うと思われる
受け止める
耐える
しのぶ
儚さを表現しやすくなると思われます。
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