吹奏楽をやっていると、新入部員の見た目だけで何の楽器をやっているか大体わかるようになります。

オーケストラでも同じようで、『のだめカンタービレ』の監修者でオーボエ奏者の茂木大輔さんはオーケストラの楽器と演奏者の性格・家庭環境などの共通点を研究した本を書かれています。

さらにこの間、録画した12月中頃の「題名のない音楽会」(テレビ朝日系・毎週日曜日9:00~9:30放送中)を観ていたら、吹奏楽経験者のマナカナちゃんがでていて、「マナカナプレゼンツ・楽器性格占い~!」とやっていた(しかも結構当たっていた)ので、やっぱり楽器と演奏者の性格というのは関係があるようです。

ただ、マナカナちゃんは全部の楽器で占っていなかったので、私が完全版を作ってしまおう!と思って今回記事にします。

それではまずフルートから。
フルートはおしとやかなお嬢様系で冷静なひとが多いです。
あまり怒ったりしなくて、優しく微笑みを浮かべているイメージがあります。
フルートは高音域を得意としますが、大きな音を出すのが苦手です。
美しくも華やかな音ながら、あまり表にでたがらない控えめな存在です。
うちのお友達でいうとチョコミントアイスが好きなみやびさまでしょうか…。

次、私が担当していたクラリネット。
自分で言うのも何ですが、クラリネットは何でもそつなくこなすオールマイティな人材が多いです。
吹奏楽では基準音(オーケストラではラですが、吹奏楽ではシのフラットです)を取ることが多いため、バンド全体を見渡す広い視野とぶれない音程が求められるポジションです。
吹奏楽では一番人数が多く、メロディや裏メロなど、活躍の場も多いです。
コンサートマスターになるひとも多いので、責任感が強い人が多いかも知れません。
金沢のお友達で唯一木管楽器っぽいTokkyさまもクラリネットが似合うのではないかと密かに思っています。

次にサックスですが、さばさばしたひとが多いです。
それから吹奏楽の中ではオシャレなひとが多いかも知れません。
持つだけで絵になる楽器といえばサックスですからね。
勝手なイメージですが、うちの兄(両親違い)の奥様・ねこじゃらしさまはサックスっぽいなぁ…。

オーボエは、慌てず騒がず物静かで冷静な印象です。
ただ、冷静なひとことが冷たい毒舌だったりすることもあります。
大学時代の仲良しのひとつ上(といっても私は一浪なので同い年)の先輩ふたりがオーボエの方でした。

ファゴットは芯の強いひと。
ファゴットは木管楽器のなかではかなり大きいので、あまり弱いひとだと楽器に負けてしまいます。

トランペットは、ズバリ目立ちたがり屋!
私の兄(両親違い)もトランペットに分類したいと思います。
吹奏楽では花形で、ファンファーレやメロディなどで曲を盛り上げてくれます。
時々その性格から大きな音でバンド全体のハーモニーのバランスを崩すことがあります。
クラリネットとともにそのバンドの上手さを決める楽器でもあります。
クラリネット対トランペットは人数比で2:1くらいが良いです。

ホルンはもともとほら貝だったため、ホルン吹きも「ほら吹き」と呼ばれることがあります。
嘘をよくつくかは別として、あまりメロディがないため我慢しなければならず、小さい音を出すのが苦手です。
そのため自分の感情表現が苦手で、不満を自分の中に溜めがちです。
私のお友達ではwinさまがよくお似合いかと存じます。
嘘をつかないホルン吹きになるかと。

トロンボーンは女性が吹くととても格好良い楽器です。
映画『スウィングガールズ』の関口(本仮屋ユイカさん)はもともとは凄く大人しい不思議ちゃんなのに、演奏になるととても凛々しくて素敵です。
私の知り合いのトロンボーンの女の子も、普段大人しいのに演奏で凄く芯のある良い音を出してました。
やっぱり大人しそうなのに実は強いひとが多いのでしょうか…。
トロンボーンの経験者でもあるたこっぺ姉さまも、見た目凄く可愛らしいのに強いですしね。

次はユーホニアム(ユーホニウム、と言うと吹奏楽マニアに怒られます)。
ユーホニアムはチューバのひと回り小さくした楽器で、普段はなかなか見られませんよね…。
私が吹奏楽を始める前の中学時代、演奏以外では一度しかお目にかかれませんでした。
ユーホニアムのひとはおっとりさんが多いです。
音色も癒し系ですし、金管楽器のなかでは目立たない(失礼!)存在なので、あまり自分を主張しようとはしません。
高校時代のユーホの先輩(男子)と仲良くして頂いてましたが、見た目は地味なひとでした。

チューバは、吹奏楽を始めるときに身体が大きいと勝手に決められてしまうことが多いです。
遊びや授業でサッカーをするとき、身体が大きいと「お前キーパー!」と言われるように、勝手に決められてしまうのです(可哀相)。
それを断りきれないひとが多いことを考えると、チューバのひとはかなり良い人です。
メロディーが出て来ないなか、リズムや低音域で頑張っているわけですから、忍耐力がかなり強くないと続かないパートです。

最後にパーカッションです。
パーカッションのひとで印象的なのは、高校の同期の男子です。
リズムに大変厳しく、5連符のリズム練習をクラリネットの後輩としていたら勝手に割り込んで来て、

「1、2、りんあすか~だよここは!」

と人の名前を勝手に使ったりするひょうきんものでした。

大学には「女王様」と呼ばれていたパーカッションの女性の方がいまして、演奏会などで楽器の移動の準備をするのに怒鳴るくらいの大声で指示をテキパキとだしておられました。
パーカッションのひとが指示をしないと移動の準備が全然はかどらないので、そういうひとがいないと困るのです…。
パーカッションはリズム命・一瞬の勝負ですし、音楽の表情をつける調味料的存在なので、個性的なムードメーカーが多いのもうなずけます。

たまに入る楽器を除いて、すべて書いたと思いますが、いかがでしょうか?

もし「私の楽器入ってないんだけど…?」という方がいましたら、吹奏楽の楽器のみ対応します。
それ以外は、役割がまた違ってきますので、あしからず。