アロマテラピー検定が13日に行なわれましたね。
受験した皆さん、いかがでしたか?
私は今回の1級合格者とともにアドバイザー講習会を受けるので、私と一緒になる方もいるかもしれませんね。
毎回試験は「カンタンだった」「ふつう」「難しかった」と、感触が分かれるようです。
私が受けたときはカンタンだったと思ったのですが、意外に検定テキストに書いてあることだったりするんですよね。
テキストを買わないで検定を受ける方も多いと思うので、買った問題集に穴があると、答えられなかったりします・・・。

アロマテラピーのインストラクターコースで、生理解剖学の授業が始まりました。

要するに生物の授業ですが、人間の身体に特化したものです。

細胞の分化で、高校以来となるミトコンドリアに再会しました。

高校時代、鼻パックをするとミトコンドリアが出てくると思っていた友人がいました。

出てくるのは角栓で、毛穴の汚れです・・・ミトコンドリアは電子顕微鏡でないと見ることが出来ませんからね。

それに、ミトコンドリア出てきたら遺伝に異常きたしちゃいますし。


精油の化学のほうは、高校時代に使っていた教科書と図版がかなり役に立っているので、参考図書は買いませんでした。

アロマテラピーをやろうと思っている高校生諸君、化学・生物をきちんと勉強しておくとあとで何かと楽です。教科書と図版もとっておくように!


フレート ヴォルナー, Fred Wollner, 畑沢 裕子, 林 真一郎
手作りの自然香水ハンドブック―アロマテラピーで香りを楽しむ

この本の巻末に、精油の化学の解説が載っているので、それで代用しています。

ブレンドについて、また香水作りに興味がある方は購入されてもいいと思いますが、

試験対策向きの本ではありません。

市販の香水のつくり方、精油で香水をつくるに当たって、どうやって香りのバランスをとっていくかが

中心にかかれています。

精油の占星術の4つのエレメンツ(火・土・風・水)や、トップ・ミドル・ベースに分かれた精油の紹介

は、試験関連の書籍には載っていないものもあるので、もっていて重宝しています。



堺 章
新訂 目でみるからだのメカニズム

インストラクターコースの授業で使っている生理解剖学の参考書はこちらです。

AEAJ(社団法人日本アロマ環境協会)でも参考書としてあがっています。

インストラクターを取りたい人には、細胞の構造から載っているのでオススメですが、

2色刷りなので少々見づらいかもしれません。

基礎から説明がきっちり載っているので、これは買ってもいいと先生もおっしゃっています。




それ以外のAEAJの参考書として名前が挙がっている2冊はこちら。


大久保 昭行
健康の地図帳

フルカラーですが、目でみるからだのメカニズムよりは字が少なくなっています。

症状別の項目などがあるそうです。

(私は詳しく読んでないので・・・詳しくはレビューなどを参考になさってください)





講談社, 高橋 長雄
からだの地図帳

全ページフルカラーで、各器官の図が大きく掲載されています。

説明は少なめなのですが、器官の各部名称がわかりやすいと思います。

ただし、細胞の分化の過程などは載っていないので、私は「健康の地図帳」

または「目でみるからだのメカニズム」と一緒に購入されることをオススメします。




参考書は、やっぱり自分の目でみて買うのが一番ですが、大きな書店でも揃っていないことがしばしばあります。

予算に糸目を付けない方なら何のことはないのですが、そういうわけにも行きませんよね。

精油や他の材料でもお金がかかりますから、なるべく安く済ませたいですが、そういうわけにも行かないです・・・。

私も量ったら10キロぐらいあるのではないかという参考文献と日々首っ引きです。


自習用の文献もご紹介しておきます。


ライブラ香りの学校, 林 伸光
アロマテラピーコンプリートブック〈上巻〉
この本は、AEAJアロマテラピー検定1級に受かって、インストラクターになりたかったら買ってください。
絶対に最初に買ってはいけません。
AEAJインストラクターの範囲が載っています。
網羅、まではいかないので、私は暗記ペンを使って問題集代わりに使っています。
独学でインストラクターを目指す方は大いに買っていていただいて結構!
これがないと、2次試験(記述式)はかなり難しいと思います。


ライブラ香りの学校, 林 伸光
アロマテラピーコンプリートブック〈下巻〉

インストラクター志望の方で、変わった精油が知りたい方はどうぞ。

こちらはアロマセラピストの範囲が載っています。

病理学、心理学、コンサルテーション(施術前のカウンセリング方など)です。

精油も、AEAJ範囲外のものが載っているので、セラピストを目指す方はもっていて損はないと思います。

独学でセラピストを目指す方、ぜひ買ってください。

ただし、セラピストはマッサージの実技があるので(独学の場合)、練習が必須となります。

マッサージの実技の本もあわせてご検討ください。



オフィスフローラ アロマテラピーインストラクター試験問題集  は、2次試験(記述式)にも対応できるように、1つ1つのキーワードを記述でまとめたあとに、選択式の問題があり、分野別にまとまっているので独学の方にもオススメします。
AEAJのインストラクターカリキュラムをきちんと網羅しているので、もっていて絶対に損しません。
ある意味マニアックな問題もありますが、それにも対応していけば、IFA国際アロマテラピスト、AEAJアロマテラピストにも役に立つと思います。

分野別になっている問題集では,
アロマテラピーの資格研究会, オフィス楝
アロマテラピー上級資格・学科1次試験合格のための問題集―アロマテラピーインストラクター&アロマセラピスト対応版

がいいと思います。

問題集でありながら、ポイントが表になってまとまっているので、

試験前にこれをもっていくのもいいと思います。

ただし、アロマセラピスト独自問題といっしょに収録されているので、

インストラクターの問題は少ないです。

分野別のほか、予想問題も2回分ついています。


そのほか、忘れてはいけないのがアロマテラピー検定のテキスト!!

AEAJのインストラクター・セラピストはアロマテラピー検定1級に合格し、アロマテラピーアドバイザー資格を取ることで受験資格が得られます。

アロマテラピー検定のテキストも範囲内になってくるので、必ずもっていてください。

AEAJインストラクター・セラピストの試験範囲の精油も、1級のテキストに全て載っています。

1級の試験範囲外の精油が、インストラクター・セラピストの範囲にはいってきますので、目を通しましょう。