『あいつ、頭おかしいわむかっ


そう言ってジャイアンから携帯があったのは、夜中2時過ぎ。



『またなんかあったの!?


『マンションのベランダから変な人が入って来たから

直ぐに来てくれって電話がかかって来たんだわ。』


『え!?

じゃあ、直ぐに行ってあげなきゃあせる

あせる

先に警察に電話した方がいいんじゃないあせる



『絶対、ウソだわむかっ

マンションの6階だぞむかっ

ベランダからどうやって不審者が入って来るって言うんだむかっ

いい加減にしろ~~~むかっ



『それでもホントにホントにそうだったら大変だから行ってあげてよあせる



お義母さんも、何かあったら大変だからと

警察呼んでマンションに行って貰ったり。





でもね、結局は奥さんの虚言だったんだけどね。





とにかくこの頃には、

ジャイアンの苛立ちは最高潮に達していました。







つづく