ジャイアンが落ち着くように
ギュ~~て抱きしめてあげてたのに
私の方が、ボロボロボロボロ涙が止まらない。
ジャイアンと奥さんの事は、私には関係ない。
ジャイアンと一緒にいて、奥さんの存在を感じたこと一度もない。
奥さんに悪いって思ったことも一度もない。
でも・・・ジュンちゃんとの時間、私が奪ってるのかも知れない。
私の事知らなくても、奥さんに寂しい思いをさせているのかも知れない。
そしてジャイアンと会うのを、暫く辞めてみた。
相変わらず、仕事の休憩時間になるとジャイアンは電話をくれていた。
『元気なのか
いつまで逢わないつもりなの』
『いつまでかな~www
もうちょっと落ち着くまでかな。』
『そっか。』
それでもね、奥さんの夜遊びは止まらなかった。
つづく