『ジャイアンは、お義母さんと奥さんの関係、それでいいと思ってるの』
『良いも何も、あの二人がお互いに折れて歩み寄るなんて絶対にないわ。
まぁ、いいんじゃない。
別に困ることないしな。』
奥さんについてはよく知らないけど、
私の中のお義母さんは、
物凄くパワフルで、
会社経営してるだけあって、
のんびりしてるのを見たことがなくて
面倒見が良くて、
気さくで、ちっちゃいことは気にしない肝っ玉母さん、
なイメージなの。
『私、、、実家に入るななんて一度も言われたことないよ・・・・』
『茶々は、おふくろのお気に入りだから
お前に対して絶対にそんなこと言うはずないわ。』
それにしても・・・
それにしてもだよね
だから今まで聞いたことなかったけど
ジャイアンの奥さんのことを聞いてみることにしたの。
『私の中で、お義母さんがそんなこというイメージないからさ、
そんな風に言われちゃう奥さんってどんな感じの人なの』
『元レディースの頭で、バリバリのお水の女。』
『それだけでそんなこと言うお義母さんじゃないよね』
『まぁな、俺も大概だからな。
おふくろもそんなことでとやかくは言わんわ。
あいつ、初めておふくろに会ったときに資産がどれだけあるとか、
まぁ、金に関することをあれこれ聞いたんだよな。』
マジですか
ジャイアンの実家、地元ではちょいと有名な資産家なの。
土地もあちこちいっぱいあって、
駐車場や店舗、工場なんかに貸してその収入だけでも十分暮らしていけるぐらい。
更に山も田んぼもあるし、別に自営業で仕事もしてる。
その資産一切を管理運営してるのがお義母さん。
(ちなみにお義父さんは、フツ~のサラリーマン。)
『その時は、おふくろもまだそれほどでもなかったんだけど
その後に、お義姉さん達にまであれこれ聞いたみたいで、
おふくろの逆鱗に触れたんだよな。』
『奥さん、何でそんなこと聞いたの』
『もっと金が欲しかったからだろ。』
う~~~~ん
確かにジャイアンの実家はお金持ちだけど・・・・
お金の事はね、その後も根深~~~く続く
問題の一つでもあったんです。
つづく