『そろそろケータイの電源入れておかないとマズくないの』
ケータイの電源入れて、
いつものようにジャイアンの心臓に顔をくっつけて私を抱き枕状態にしてると・・・
ブ~ブ~ ブ~ブ~ ブ~ブ~ ウルサイナ
『茶々が入れていいって言ったんだぞ』
『それにしても鳴りすぎだよ』
そして・・・一杯かかってきてた電話の相手と喧嘩し始めたジャイアン。
最初は、私がくっついたまま喧嘩してたんだけど
怒りMAXで、ガバっと起き上がってソファーに移って電話の相手と喧嘩してるの。
私も起き上がって、ベットの上で布団にクルクルくるまって見てたんだけど
多分、私がいなかったらもっと激しい喧嘩してたのかも
電話、叩ききって落ち着いてからベットに戻ってきて
『仕事のトラブル。嫌な気分にさせてごめんな。』
『うんん、大丈夫。
でも・・・あんまり喧嘩しないでね。』
いつものようにくっついて、いつもとは反対に私がジャイアンをギュ~~
『なんで茶々は、俺の体の力を抜くのが上手いんだろうな』
『なんにもしてないけどね』