人間ドックは、思いのほか早く終わったので、ケーキを買って帰ろう~と物色していると
ジャイアンから
『もう終わったか~』
『終わって、今買い物してる 電車乗ったら着く時間連絡するね
』
『早く終わらせろよ~』
ジャイアンは人を待たせるのは平気だけど待つのは嫌
自分勝手だよね~
電車に乗るまでに何回かかって来たことか
でも、私の買い物にも理由があって・・・
ジャイアンの誕生日は秋。
その時は、私はにいないので、
にいるうちにお祝いしよ~と思って、
や飲み物なんかをね、物色
小さなホールケーキにしようか、私の大好きなケーキ屋さんで大きめのショートケーキにしようか散々悩んで、
やっぱり味をとって大きめショートケーキ。
私が食べたかったの
でもね、ショートケーキと言えども1000円
これは、仲良く半分っこして。
ろうそくも年齢分貰って・・・・ケーキ中、ろうそくだらけだけど
子供たちのお土産も買って、ケーキだけで5千円ちょっと。
う~~~ん
は高いな~
他にも色々買って~なんてやってたもんだからね、ジャイアンから怒涛の着信
やっと駅について、ロータリーにジャイアンの車発見
でもね、ここで一大事
私の前を歩く人のカバンに凄い見覚えがあって、
このかばんにもあるんだ~なんて、見ていたらその人が何気なく振り返って・・・
そしたらなんとココ(海外)のお友達
『あれ 茶々、何してるの
て言うかココ
だよね。偶然すぎるんだけど
』
私は、ジャイアンの車を気にしつつ
『ホントだよね~今、人間ドックの帰り。友達とランチでもしよ~て約束してて』
『そうなんだ~ それにしても偶然 もう迎え来てる
』
『え~~~~と 来てるかな
またね~
』
『また海外でね~』
友達が離れるのを待って、後ろ向きに歩いているのを確認して素早くジャイアンの車に
『あ~~~~~~ びっくりした~~~~~
』
『おかえり』
『あ~~~~ ただいま
ちょっと隠れる
』
『逢ってそうそうどうしたんや~』
『話はあと 早く車出して~~~~
早く~~~~~~~~~
』
ジャイアン、大笑い
『わかったぞ 友達か
』
『海外のね。 こんなとこで会うなんてかなりビックリなんだけど』
『車が横を通り過ぎる時、あの子、俺の顔ず~と見てたぞ 』
『げ~~~~ やばいかな
』
ジャイアンの車、左ハンドルだからね。
歩道側から良く見えちゃうんだった
『それにしても荷物多いな 何事だ
』
『あ~~~これはあとね。それよりご飯食べに行こう~』
昨日の夜から何にも食べてないから、おなか空いて気分悪くて
なんでも食べたいもの連れて行ってくれる~て言ったけど
バリウム飲んだからおなかは空いてるけど、あんまり重たいものは食べたくない・・・
『美味しいそば~ そばがいい~
美味しいのだよ
』
『わかったわ』
そしてジャイアンお勧めのお蕎麦屋さんに行って、その間もさっきの友達が気になって
しかもケーキを車の中に置きっ放しはまずいし・・・で大荷物ごとお店に
案の定、ジャイアンに荷物の中身を聞かれ、あとで~~~~とごまかしつつ
おそばを美味しく食べて、ジャイアンの家に。
途中、コンビニによって・・・その間もジャイアンの携帯は鳴りっぱなし
『忙しそうだね。今日は何時までいい』
『茶々は 茶々に合わせるからいいぞ
』
『夕方には帰る。初日から遅いとあとで出かけられなくなるから。』
『わかったぞ~』
久しぶりのジャイアンの部屋。ジャイアンの匂いだ~
さてさて、部屋に入って大きな荷物をガザゴソ
『ジャ~ン お誕生日ケーキ
』
『・・・・・ 誰の
』
『ジャイアンに決まってるじゃん
まだ先なのはちゃんとわかってるけどその時、私はにいないでしょ。
だから今日、買って来たの』
『ありがとな 早すぎてなんだかな~
』
と言いつつも二人で蝋燭立てて、バースデーソング歌って、お祝い~
『なんで、ショートケーキなの』
『だって、食べきれないかと思って
でもここのケーキ美味しいんだよ~
しかも大きめだから二人で食べきるにはちょうどいいかな~と思って
コーヒー入れてくるね。』
そして、コーヒー入れて戻ると・・・・・
全部食べちゃってるじゃん
『このケーキ、メチャ上手い』
『あったりまえじゃん て言うか私のは~~~~~
』
『全部、俺のケーキ でもちゃんと残してあるぞ、ほらっ一口
』
むかつく~~~~~
ちゃんと ホントに一口残してあったよ