帰る方向とはまったく逆の山奥に向かってずんずん走っていくと
『着いたぞ~』
小さな観音様がいる小屋のようなところに・・・
『あ 水汲みに来たんだ~
』
『お前、行きたいって言ってただろ』
私の父や母は、ジャスミンやノエルのために車で1時間ぐらいのところにある有名なおいしい水を10日に1回ぐらいのペースで汲みに行ってくれていて・・・
二人ともアトピーが酷く、小さい頃は顔やひじの内側、首がいつも血まみれで・・・
ここの水を飲み続けると症状が軽くなるって聞いて半信半疑で飲み始めたんだけど
1年ぐらいたった頃からかゆい~~~て言う回数が減ってきて
さらに血が滲むことも減ってきて・・・
なので私たちが海外に行ってからも自分達の健康のため~と続けていたの。
でもそのお水を汲むところまでは車で1時間。
だからもっと近くにそういうところがあるといいのにな~て言ってたのをジャイアンが覚えていてくれたの
『ここだったら車で20分ぐらいだしな。先週飲んだコーヒーの水もここのだぞ』
『あの水で淹れたコーヒー、味がマイルドになって美味しかったもんね』
『タンクに汲んで帰ってジャスミンやノエルに飲ましてやれよ。
ここなら近いし、おじさん、おばさんも楽やろ。』
『ありがとう・・・』
今回は何から何まで本当に優しくて、色々なことをやってくれて・・・
ジャイアン、ありがとう
私、幸せだよ