大学生 ⑥
むっくんと私はまだ付き合ってるよ~
ジャイアントとも会ってる。
これって二股
でもね、ジャイアンじゃないけど私もこの当時からジャイアンは別枠だったんだよね。
この感覚普通じゃないよね・・・
間違ってるのはよくわかってます・・・
ジャイアンはあともうちょっとでナンバー1そんな時期だったかな。
だから急に同伴の人が都合悪くなって、どうしてもて時に電話かかってくるんだよね。
『お前さ~今日夜8時からちょっと時間作って』
『やだよ~ バイトあるし、休めないよ。』
『今日、同伴駄目になったから頼むわ』
『私、お金払わないよ。それでいいなら行ってあげる』
『全く、お前ぐらいだホストに金払わせる奴は
』
『私も時間ないから1時間ね』
私は大学生で、お金ないし、ジャイアンのためとはいえ店以外でいつも会ってるのにホストクラブに行ってなんでジャイアンに会わないといけないの
しかもお金払ってなんてもったいな~て思っててたから当然だよね
店の中でもジャイアンは最初だけ席にいて、あとは他の席に。
そりゃそうだよね~
私についても自分でお金払うからなんの稼ぎにもならないもんね。
たいていそういう時はジャイアンの後輩ホスト君がついてくれるの。
オーダーも私は何にも分からないから
『ジャイアンに聞いて~ジャイアンが入れて欲しいの入れてあげる』
見かけは、なんて良いお客
後輩君達と盛り上がってもあんまり働いてるとこみたくないからだいたい1時間で帰るの。
いっつも不思議だったけどね。
支払いはジャイアンでしょ
こんなことして、ジャイアンの徳になるのかな~
私は、全く店の仕組み(給料のこと)分からないからね~
更にね、パーティ券とか売らないといけない時も電話かかってくるんだよね
『友達連れてこいよ』
『行くのはいいけどお金ないよ』
『分かってるからいいわ。いっぱい連れてこいよ』
『わかりましたよ。』
この時は5~6人で行ったのかな。
その時、私達についてくれたしのぶ君。
ジャイアンよりも年上なのに上下関係は逆みたい。
一緒に歌おうだの、踊ろうだの・・・
いいんだけど・・・ちょっとメンドクサイ
そのうち酔っ払ってきて、楽しかったらいいかと盛り上がってたら、
店以外でも会おう~て
う~~~~ん
『時間の無駄だよ、しのぶ君。私、店に来ることないし、もし来たとしても指名も出来ないと思うよ』
『田舎から出てきたばっかりで休みにすることないからどっか連れて行ってよ』
『そんなんでいいならいいけど・・・』
ジャイアンにバレなきゃいいか
じゃあ、映画行こう~飲みに行こう~
なんて何回か会い、しのぶ君の部屋にも行き・・・
・・・・・・バレたね
ジャ 『茶々さ~ 最近、しのぶと遊んでるらしいじゃん』
茶 『え この辺のこと知らないから教えて~て言われて飲みに行ったりしたぐらいだよ。』・・・ヤバ
ジャ 『あっそう、部屋とかも行ってるらしいな~』
茶 『 行ってないよ
誰がそんなこと言ってた
』
ジャ 『○○が最近茶々さん、しのぶさんとこよく来てますよ~てさ』
・・・そこかジャイアンの代わりについてくれる仲のいい後輩君だね。
店じゃなきゃ、バレないと思ったのにな
ジャ 『この辺でやめとけよ~』
どの口が言った~~~~
人のことが言えるか~~~~~
そんなことは言えず、
茶 『だから・・・休みの日に飲みに行ったりしてるだけだよ・・・』
その後の嘘も精彩さをかき、しどろもどろ・・・
・
・
・
それからかな、ジャイアンが店に来てくれって言わなくなったのは
その頃にはジャイアンはナンバー1になっていたので行く必要なくなったのもあるかな。