既にバックナンバーですが、ランマガ6月号の記事が自分の今後の「フルマラソン」トレーニング計画構築において、もやもやしていたことがうまくまとまっており参考になったので、引用しつつ自分の考えを整理していきたいと思います。

 

参考になったこと①

スタミナの目減りでスピードが落ちることもある。

これは、なるほどと思いました。
 

私は、シーズン最初(雪解けの4月あたり)はスピードを戻すために、比較的インターバルとか閾値走(心肺的にはこの時期は本来の閾値ペースより速くなっており、本質的には閾値走というよりは心肺へ負荷をかける短めラン)を比較的多めにやってました。

その後、10km以上のペース走やロングの割合を増やすと、たまにやるスピード練習ではいまいちペースが上がらないことがあります。

涼しくなる頃までロングを続けた後にスピード練習やると、春よりはだいぶ楽に同じスピードが出るような気がします。

これは、スピード練習に慣れたのではなくて、スタミナがスピードを底上げしたということ、「スタミナの目減りでスピードが落ちることもある。」を言い換えたようなことだと思います。

 

参考になったこと②

 

フルのレースを走ると、スタミナが地盤沈下する。

 

回復には時間がかかるようで、フルのレースやるならば、秋に一本春先に一本がギリギリとのこと。

なお、記事では川内さんが自己ベストを出したことについて、コロナでレースが減ったことと一ヶ月前に大阪女子マラソンのペーサーをやっていたのがちょうどよいスタミナ練習になったのではないかと述べていました。

 

自分の経験でもなるほどと思うことがあります。

 

数年前に洞爺湖マラソンを当時のベスト(3時間27分)で走り、翌週の黒部名水では後半失速してサブ3.5を達成できませんでした(3時間31分)。

気象条件はそこまで悪くはなかったように記憶してるので、やはり回復できていなかったのではないかと思います。

 

もう一つの例としては、2年前の道マラで道マラ初のサブ3.5を達成した翌週、稚内マラソンで久々に歩いてしまい(フルのレースでは2回目)、ギリサブ4の3時間55分で撃沈というのがありました。

そのレースは当然力は出しきれてないので、道マラ後の回復トレーニングになったのか、更に約一ヶ月の別海パイロットで初のサブ315を出すというところに繋がったと考えられます。

 

フルの記録を伸ばすには、スピード、スピード持久力、スタミナをバランスよく養う必要があるのは、マラソンブログを書いたりみたりしている人には半ば常識となっているかもしれませんが、スピード不足の原因が実はスタミナ不足ということもあるという記事の内容は、なかなか示唆に富んでいるなと思いました。

とはいえ、やはり目標タイム別に最低限必要なそれぞれのレベルはあるわけでwww

 

わかりやすく言いかえると

・フルマラソンは「スピード」「スピード持久力」「スタミナ」の各科目の合計点でタイムが決まる。

・ただし、目標タイムにはそれぞれの科目の「足切り」がある。

→合計点が目標タイムの合格点に達していても足切科目があると合格(目標達成)できない。
 

・フルを基準に考えれば、ハーフではスタミナの足切りが低く、ウルトラはスピード、スピード持久力の足切りが極めて低い(あくまで目標タイム毎の相対的なものですが)。

 

そして、現在の私に足りないものは何か?

自分ではスピードと認識してますが、本当にそうなのか?

その判断には、以前に紹介したことのある

 

最高の走り方 弘山勉 著

 

を参考にします。

 

こちらでは、1500mからフルまでの基準ペースに対する差でフルを走る上での弱点を把握するということが記載されています。

 

サブ3と3.5の基準ペースから目標のサブ310の基準ペースを概算、見込を含めて私の現在の走力からペースをまとめると以下のような感じです。

 

3h00m

3h10m
(
内挿)

自分の
現状

3h10m
との差

1500m

3:27

3:38

3:40

0:02

5000m

3:47

4:00

4:08

0:08

10km

3:57

4:09

4:17

0:08

ハーフ

4:08

4:23

4:26

0:03

フル

4:15

4:30

4:37

0:07

ペースの観点から見ると、本当にサブ3は遠いなあと感じるwww

 

先日やった1500mが思ったよりはよかったので、なかなか課題の判断に苦しみますが、もう一息のスピード持久力の向上でしょうか。

自分としては、5k、10kはもう少しいけるような感じもするので、思ったよりはバランス型だと思いました。

ずっとフルを志向した練習をしてるので、ある意味当たり前。

言い換えると、伸び代は少なそうwww

男性は私よりもフルのタイムが遅くても、ハーフ90分切りや5000mをラクラク20分切る方って沢山います。

たぶん、そういう方って310なんて眼中にないんだろうなと。もう狙いはサブ3以上。

私もスピードがあればきっともっと一気に上を目指すと思います。

自分は少しずつ少しずつです…

 

「最高の走り方」では1500mが基準に満たない場合はスピード強化を優先すべしということなのですが、サブ310狙いにはギリギリのライン。

とはいえ、やはりスタミナによるスピードの底上げはあると思うので、暫くはスピード磨きはやるとしても秋を見据えてある程度の時期にはスタミナ強化練習へ重心は移していく必要はあると考えてます。

あまり基準タイムにこだわり過ぎず、少ない能力をうまくバランスさせて目標へ少しでも近づければ。

 

ホントはハーフ90分切りって、カッコいいから憧れますが、フル310狙いの段階ではまだ不要というか、余裕のない私は「ハーフを立てればフルは立たず」となりそうなので狙うことはしません。

 

次のレースは6月27日のローカルなハーフ大会です。

ぎりぎり緊急事態宣言は解除される予定ですが、果たしてどんなタイムで走れるのでしょうwww

練習では1h33m台はあるので、なんとか1h32m台に乗せられればうれしいです。

 

長い話に最後までお付き合い頂いてありがとうございました。

 


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