最近、身の回りで「インターンシップ」と、言葉だけよく出てくる。

行きつけのお店(料理屋)のバイト君もそんな話があるみたいだけど、本人はバーテンになりたいとか・・・

「君はバイトしてる時点でインターンシップ以上の体験をしているだろうっ!」

 

・・・とツッコミは入れなかったけど。

 

で、職場は職場で人事と同じ部屋なのでインターンシップの話題が挙がってくる。

でも、人事は人事で頭を悩ませていたりする。

そりゃそうだ。

 

ウチの商品は業務/産業用の製品で、ニッチな分野に特化している部分がある。

そして、メーカーと言いつつ、自社工場を持たないファブレスであったりする。

そんな会社がインターンを受け入れようとしても

・営業部門:現場に行くことが多く、ウチが良くてもお客様が困るし、商談の性質で表に出せない情報もある。社内の仕事なんて見積作るとかワープロ作業とか、使用しているシステムへの登録とかそんなもん。そんな何処でも出来る「職場体験」なんて、きっと意味がない。

・研究・設計部門:製品開発(モデルチェンジ含む)なんかは常時やってるけど開発期間のスパンは半年~2年、そんなうちのチョットの期間を体験しても、正直何もわからない。(社内の人間ですらよほどの情報通じゃない限り、ピンポイントで参加しても「?」しか出てこない。)

・広報部門:カタログ作成や製品の説明書の作成/更新をしたり、Webの企画/運営を行っているので、色々情報があってよい・・・・けど、200人弱の社員のうち3人しか関わっていない部門、インターンを受け入れたらその間の業務はまわらない可能性が高い。

・購買部門:ファブレスなので、購買といっても注文手配は電話とメールのやり取り。入庫といっても契約している倉庫に荷物が入るだけ。その立ち会いすら行かない。

・製造部門:ファブレスなので事実上ないが、生産管理を担っている部門はある。でも、書類のチェックしかしない。

・フィールドサービス:基本現場にしか行かないので危険もあるし、最近は登録者以外を作業に従事させられなくなっている場合が多い。クレーム対応の場合もあるので、そもそもインターン向きとは言えない。

・その他間接部門:総務、経理、システム、経営・・・等々、インターンでやる意味がない。

 

そもそも、インターンシップによって得られるメリットは何なのかというところが考え方のポイントなんだと思うけど。

人によっては「何でもいいから経験させてあげればいいんだよ」というが、そうじゃぁないだろう。

ワープロ作業のちょっとでも、その職場の雰囲気の中で出来れば、周囲での会話や出来事を見聞きできるというのも理解は出来る。

その中で、学生は「この会社で働きたいか」を考え、企業側は「この学生は使い物になりそうか」を判断しようとする。

 

学生が「働きたい」と思ったら採用されるわけではない。

企業側が「採用したい」と思ったら応募してくれるわけでもない。

 

どちらかと言えば

 

学生は「ここでは働けない」と事前に知るための手段

企業は「こいつは使えそうもない」と事前に判断する手段

だと考えるのは邪推か?

学生にとっては「ブラック企業に入ってしまったら、立ち直るのは難しそう」という感覚は既にあるだろうから、邪推だとは思えない。

 

そもそも、例えインターンシップの期間が3か月あったとして、双方に「お試し期間」なんて感覚があれば、「本気で努力しよう」とも思わないし「本気で教えよう」ともしない気がする。

双方とも十分な意識が出来ていれば、相互にメリットはあるだろうけど、猫も杓子も「インターンシップ」を語るようだと、到底そんな意識が根付いているとは考えにくい。

 

 

 

 

でも・・・

 

だからこそ、そういう事を意識して、本気で真摯に行動すれば、周りと差別化出来て、望む結果につながるんじゃないかとも思う。

 

言いたいことは

「やらなきゃいけないからやってる」という姿勢は望む結果が遠くなる

ということ

努力すれば必ず報われるわけではないけど、報われないと思って手を抜けば、それなりの結果しか待ち受けていないだろう。

 

企業の人事担当者さん、大変ですよ?

自分がそういう意識になっても、周りがそうじゃないと意味がないんだから。