手術二回に、抗がん剤と放射線、

主要ながん治療を経験しました。

 

手術は、頭頸部は神経も取っているので、

痛くないと主治医に言われ、

左の下顎が骨ごとなくなったにも関わらず、

痛くありませんでした。

 

でも、皮弁を取った腹筋は、

痛み止めが効きにくいと言われていて、

確かに痛かったです。

 

腹筋って、

意識してないだけで、

あらゆる動きで使ってますね。

 

痰の吸引をされると、

むせて咳き込み、

傷口を刺激して、

大変痛かったです。

 

夜の薄暗い病室は

余計に切なかったです。

 

抗がん剤は、

吐き気を心配していました。

 

でも、それは十年前の話で、

今はいい吐き気止めがあると

言われましたし、その通りでした。

 

運よく吐かなかっただけで、

胃は重く、倦怠感が圧倒的で、

つらかったです。

 

放射線は、口内に粘膜炎で

痛かったと言いたい所ですが、

神経取ってて無痛に近く、

照射範囲の周辺である喉の辺が

痛かったです。

 

これでこの痛みなら、

神経あったらどうなんだろうかと

思いました。

 

抗がん剤との相乗作用で

日焼けした後の倦怠感の

何十倍のつらさが記憶に残っています。

 

どの治療も

つらさのベクトルが微妙に違い、

ガン治療、厳しいなと

ずっと思いながら入院していました。

 

昨日の皮弁の話から、

痛みがインスパイヤーされて、

書いてみました。