裁定・ヘッジ取引とは? | FP吉田のマネーセミナー

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お金を増やす上で大切な7つの知識等をご説明しています。

 

 

始めに

 

今回は、お金を増やす金融資産運用7つの知識
のうち

 

 

 

項目
1 経済指標と金利の知識

2 利息の計算方法の知識

3 各種商品の知識

4 運用方法の知識

5 税金の知識

6 セーフティネットの知識

7 関連法規の知識

 

 

「3 各種商品の知識

 

 

(1) 預貯金等
(2) 投資信託等
(3) 債券投資
(4) 株式投資
(5) 外貨建商品
(6) 保険商品
(7) 金融派生商品
(8) 金融類似商品等

のうち、

(7) 金融派生商品

 

 

項目

 

項 目

イ デリバティブ取引とは

ロ 先物取引・先渡取引

ハ オプション取引の種類と損益

ニ 裁定・ヘッジ・スペキュレーション取引

ホ デリバティブ取引のメリットとリスク

 

ニ 裁定・ヘッジ・スペキュレーション取引

 

項目

 

(イ) 裁定取引

(ロ) ヘッジ取引

(ハ) スペキュレーション取引

の(イ)裁定取引からご説明いたします。

 

(イ) 裁定取引

裁定取引とは、

 

・同じ価値を持つ商品について、一時的な価格差を利用した取引のことをいいます。

 

・理論価格よりも高くなっている割高な先物を売却すると同時に現物を購入することを裁定買いといいます。

 

・理論価格よりも低くなっている割安な先物を購入すると同時に現物を売却することを裁定売りといいます。

 

・利益を確定するために反対売買を行うことを裁定解消と呼びます。

 

・裁定解消の際に行われる現物の売りのことを裁定解消売りといいます。

 

・株価指数等の現物価格と先物価格を利用した取引のほか為替、
金利、商品(コモディティ)などさまざまな市場で行われています。

 

 

(ロ) ヘッジ取引

 

ヘッジ取引とは、

・現物市場と反対の取引を先物市場で行い

 現物市場で発生する価格変動リスクを

 先物市場で発生する損益で相殺することにより

回避する取引のことです。

 

・例えば、現物株を保有している者が

 今後の株価が下落すると予想する場合において

 現物株を売却せずに先物を売り建てることにより

 現物株に発生する評価損を先物から発生する利益で

 相殺する取引などがあります。

 

 

(ハ) スペキュレーション取引

 スペキュレーション取引とは、

 

・積極的なキャピタルゲインの取得を目的とした取引であり

・短期間の価格変動で生じる差益を狙って行う取引のことをいいます。

 

・為替、株式、コモディティ、先物、オプション等の市場で行われています。

 

・ハイリスク・ハイリターンな取引のため、投機取引とも言われています。

 

・スペキュレーション取引をおこなう投資家をスペキュレーターといいます。

 

 

ホ デリバティブ取引のメリットとリスク

 

 

デリバティブ取引のメリットとリスクについて

 

デリバティブ取引のメリット

1 リスクヘッジ

  ヘッジ取引で説明したとおり、

現物株式の下落リスクに対して、

先物を売ることによりリスクを回避できます。

 

2 流動性の向上

  ヘッジ取引で説明したとおり、

現物取引のほかに、

裁定取引などが加わっています。

 

デリバティブ取引のデメリット

1 相場の変動幅が拡大します。

  相場が急騰、急落させる要因になっているといわれています。

 

2 透明性が困難

  取引内容が専門的であり一般投資家にとって難解なため、

透明性の確保が困難です。

 

 

 

今回は、

以上でご説明を終わります。

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