始めに
今回は、お金を増やす金融資産運用7つの知識
のうち
項目
1 経済指標と金利の知識
2 利息の計算方法の知識
3 各種商品の知識
4 運用方法の知識
5 税金の知識
6 セーフティネットの知識
7 関連法規の知識
「3 各種商品の知識」
(1) 預貯金等
(2) 投資信託等
(3) 債券投資
(4) 株式投資
(5) 外貨建商品
(6) 保険商品
(7) 金融派生商品
(8) 金融類似商品等
のうち、
(6) 保険商品
項目
項 目
イ 保険商品の種類
ロ 保険料の仕組み
ハ 剰余金と配当金
ニ 払済保険と延長保険
ホ 保険商品のメリットとリスク
の
ロ 保険料の仕組み
からご説明いたします。
ロ 保険料の仕組み
純保険料・付加保険料
1 純保険料は、
死亡保険金及び生存保険金として使われるもので
次の2つで構成されます。
・統計を基にした予定死亡率により計上されるもの
・保険会社の運用利回りを基にした予定利率により計上されるもの
2 付加保険料は、
保険会社の事業維持費用として使われるもので、
事業運営に必要な費用の比率である
予定事業比率により計上されます。
ハ 剰余金と配当金
項 目
項 目
(イ) 剰余金
(ロ) 配当金
(イ) 剰余金
(1) 剰余金が発生する理由は次の3つの要因です。
死差益
実際の死者数が予定死亡率からみた死者数より少なかった場合の差益
利差益
実際の運用収益が予定利率よりも多かった場合の差益
費差益
実際の運営経費が予定事業比率で見込んだ費用よりも少なかった場合の差益
(2) 配当金
(2) 配当金
配当金の有無により保険を区分すると次のとおりになります。
有配当保険
死差益、利差益、費差益から配当金が支払われる保険
準有配当保険
利差益からのみ配当金が支払われる保険であり、
利差配当付保険ともいいます。
無配当保険
配当金の無い保険
ニ 払済保険と延長保険
払済保険と延長保険
払済保険とは、
・解約返戻金を基に、一時払いで同じ種類の保険に変更するものです。
・保険期間は元の契約と同じで保険金額は減少します。
延長保険とは、
・解約返戻金を基に、一時払いで定期保険に変更するもので。
・保険金額は元の保険金額と同じで保険期間は元の契約より短くなります
ホ 保険商品のメリットとリスク
保険商品のメリットとリスクについて
メリット
1 いざというときに保険金が下りたり、
学資保険は保険料の支払が免除されます。
2 貯蓄型保険は自動的に貯蓄効果があります。
3 節税効果があります。
一時所得に該当する場合、50万以内は非課税であり、
50万を超える部分も半分が非課税です。
デメリット
1 途中解約の場合は一般的に元本割れとなります。
2 貯蓄型保険の場合、5年、10年といった長期加入が必要となります。
今回のご説明は以上となります。
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