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始めに
今回は、
「お金を増やす金融資産運用7つの知識」
の3番目の知識の
「3 各種商品の知識」
(1) 預貯金等
(2) 投資信託等
(3) 債券投資
(4) 株式投資
(5) 外貨建商品
(6) 保険商品
(7) 金融派生商品
(8) 金融類似商品等
のうち、
(7) 金融派生商品
項目
項 目
イ デリバティブ取引とは
ロ 先物取引・先渡取引
ハ オプション取引の種類と損益
ニ 裁定・ヘッジ・スペキュレーション取引
ホ デリバティブ取引のメリットとリスク
の
ハ オプション取引の種類と損益
からご説明いたします。
ハ オプション取引の種類と損益
項目
項目
(イ) オプション取引の種類
(ロ) オプション取引の損益
・コールの場合
・プットの場合
(ハ) プレミアム(オプション料)の変動の特徴
(イ) オプション取引の種類
オプション取引とは、将来の定められた日に
特定の商品を契約した価格で売買する権利の取引のことです。
ヨーロピアンタイプとアメリカンタイプがあります。
・ヨーロピアンタイプとは、
権利行使が満期日に限定されているタイプのものです。
・アメリカンタイプとは、
権利行使が満期日に限らずいつでもできるタイプのものです。
オプション取引には次の2種類があります。
・コール・オプション取引は、買うことができる権利の売買です。
・プット・オプション取引は、売ることができる権利の売買です。
(イ) オプション取引の種類② 買い手と売り手
コール・オプション取引、
プット・オプション取引ともに、買い手と売り手がいます。
・買い手
コールもプットも権利の購入であって権利を行使する義務は課されません。
有利なら権利を行使し、不利なら自動的に権利が放棄されます。
・売り手
オプション料として収入を得ることができるメリットがあります。
買い手の権利行使に対してどんなに不利でも応じる義務があります。
損失が無限大になるので注意が必要です。
(ロ) オプション取引の損益① コールの場合①
コール・オプション取引の買い手と売り手の違いについてご説明いたします。
まず、
コールの買い手の場合、
買う権利の保有者なので
満期日において
取引対象のものが
買う価格として契約した価額よりも値上がりしていれば有利になります。
・満期日に取引対象のものが値上がりしていれば
買う権利を行使することにより
値上がり分に対応する利益を受け取ることができます。
・満期日に取引対象のものが値下がりしていれば
買う権利を行使して買っても
値下がりした分の差額が損失となるので権利を放棄することになります。
以上のとおり、コールの買い手は、
オプション料を支払う必要はありますが、
それ以上に損をすることはなく、
利益が出た場合には上限なく得ることができます。
(ロ) オプション取引の損益② コールの場合②
今度は、
コールの売り手についてご説明いたします。
コールの売り手は、
取引時にオプション料を受け取れる一方で、
買い手に対して必ず差金を支払う義務があります。
つまり権利放棄という概念はありません。
・満期日に取引対象のものが値上がりしていれば、
買う権利の保有者は権利を行使してきますので、
上限なく差金を支払う義務があります。
・満期日に取引対象のものが値下がりしていれば、
買う権利の保有者は権利を放棄しますので何も対応することはありません。
この場合には、最初に受け取ったオプション料が儲けとして確定します。
以上のとおり、
コールの売り手は、利益は限定される一方で
損失には上限がありませんので、
取引に当たっては注意が必要と考えられます。
今回の内容は、
初めての方には
やや難しく感じるのではないかと思われますので
ここで一旦終了することにいたします。
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次回の内容は、「オプション取引の損益 プットの場合」、
次回の投稿は、3月2日土曜日午前を予定しておりますので
また見に来てくださいね。
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