参院選は自公の勝利に終わった。全体を振り返るとまともな政策論争の無い、実につまらない選挙戦であった。しかし、政界を生まれ変わらせるような地殻変動が無い分近年日本の政治が経験した事が無い安定を手に入れられたともいえると私は思う。この安定した政治状況といういわば財産を安倍首相は正しい政策実行に利用して欲しい。正しい政策とは国家の行く末を考慮した時に真に必要な政策だ。欠陥が露呈している年金制度、増え続ける社会保障費の問題を解決する事が当てはまる。しかし安倍首相は憲法改正にご執心だ。9条改正はやるに越した事は無いが喫緊の課題出ない事は言うまでも無い。安倍首相は自民党総裁任期満了が近づき、レガシーづくりを意識し始めたと言われてるが、社会保障、年金分野で成し遂げて頂きたいものだ。