【レヴェナント:蘇りし者】
原題:【The Revenant】
公開:2016年
上映時間:156分
監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
主演:レオナルド・ディカプリオ
あらすじ
1823年のアメリカ北西部の極寒地帯が舞台。
毛皮ハンターの一団が先住民の襲撃を受けるところから、物語が始まります。
主人公「ヒュー・グラス」は先住民の妻との間にもうけた息子「ホーク」とともに、毛皮ハンターたちのガイドとして雇われていました。
キャンプに襲撃を受けた毛皮ハンターの一団は多くの犠牲を出しながらも船に乗り込み、ミズーリ川を進みます。
しかしミズーリ川は襲撃してきた先住民族「アリカラ族」のテリトリーです。
このまま進んでもすぐにアリカラ族に見つかってしまいます。
それを避けるためグラスの提案で船を捨て、毛皮を隠して時間はかかるが、陸路で逃げることにしました。
ストーリー
一団がキャンプをして休憩している間、斥候のグラスは見回りに出ていました。
周囲を警戒して森の中を進んでいると、目の前に子連れの熊が現れグラスは襲われてしまいます。
熊に襲われたグラスは背中をひっかかれて大怪我を負いますが、とどめはさされず熊は子供のほうへ移動しました。
小熊のほうからグラスのもとへ戻ってくるところを狙い、グラスは熊を銃で撃つが全く効かず刺激されたクマはグラスに再度襲い掛かります。
熊の脇腹をナイフで何度も突き刺し、暴れる熊とともに転がります。
熊にとどめを刺したところで音を聞きつけた一団が到着するが、グラスは一団の隊長「アンドリュー」に治療を受けている間に気絶。
治療を受け何とか一命は取り留めたグラスであったが、アリカラ族に追われる一団に負傷して動けないグラスを運びながらの移動は困難を極めます。
このままグラスを運んだまま山を越えるのは無理だと判断した隊長は「グラスの最期まで面倒を見てここに残る代わりに、70ドルの報酬を出す」といい息子ホークと一団の中でも若い「ジム」が残るといいますが、
それに対し一団のメンバーである「ジョン」が「100ドルならろくに戦えない若者2人だけでなく俺も残ろう」と言います。
その条件を飲んだ隊長がジョンに対して「グラスの最期まで面倒を見る」ことを念押しして、ホーク、ジム、ジョンの3人がグラスと残ることになりました。
次の日の朝、ジョンはグラスの入る墓穴を一人掘っていました。
そのあとホークとジムがグラスのもとから離れている時を狙い、グラスを殺そうとします。
そこをホークに見つかり、ジムに助けを求めたホークはグラスの目の前でジョンに刺殺されてしまいます。
グラスは息子を目の前で殺され、声にならない声を上げるが体が縛られて怪我もしているため動けません。
戻ってきたジムがジョンに「ホークは?」と尋ねますが、ジョンはしらを切ります。
翌朝、ジョンはジムに「アリカラ族が来た」とウソをつき、「グラスを置いてはいけない」と言うジムに
ジョンは「グラスを撃ち殺せ」
と命令するが、どうしても仲間を殺せないジムはグラスに謝りながらジョンのもとについていきました。
足が折れているため歩けない。のどに怪我を負っているため声が出せない。など満身創痍のグラスは這いつくばりながらホークの遺体のもとまで行きます。
グラスがホークの遺体に寄り添いながら「そばを離れない、息子よ」としばらくホークとともに寄り添います。
そのころ休憩していたジムがジョンの言った追ってのアリカラ族の人数がさっきと違うことや、さまざまな矛盾点に気づき、騙されていたことを知ったジムはジョンに銃を向けるが
逆に銃を奪われ、脅されてしまい一緒についていくしか道はなくなってしまいました。
グラスがホークの死を嘆いてしばらくした後にグラスはジョンに復讐するべく、這いつくばりながら移動を開始します。
移動を開始したグラスと入れ替わるように、元居た場所にアリカラ族がやってきていました。
川までたどり着いたグラスは水分補給をし、焚火をおこして、自分の喉の傷を火薬で焼いて治療。
少しづつ川沿いに移動するグラスが休憩をしていると、そこへアリカラ族の追ってが来る。
見つからないよう、崖際に移動するが見つかってしまい、極寒の川の中を流されながらなんとか逃げます。
そのまましばらく流され、流れが緩やかになっているところで岸にたどり着きました。
冷えた体を焚火で温めながら眠っていたグラスは「ジョンがたってこちらを見ている」「殺された妻」の夢を見ました。
何とか歩けるまでに回復し、目覚めたグラスは魚を食べ、移動を開始します。
移動いてすぐにバッファローの群れに遭遇、1頭のバッファローが狼によって仕留められているのを目撃します。
狼が去るまで移動できないグラスは一度休憩し、目が覚めると1人の先住民の男が狼を倒し、バッファローの肉を食らっていました。
グラスが近づくと、男が肉片をグラスに渡し、グラスはその肉を食べます。
男に起こされ、グラスが気が付くと朝になっており怪我を負った原因を説明し、家族を失ったことを話す。
その男も家族を殺されており、似た境遇のグラスを馬に乗せ、ともに行動を開始します。
そのころジムとジョンは毛皮ハンターの拠点のオイカワ砦にたどり着きました。
隊長のアンドリューのオフィスでジムとジョン(すべてジョン)がグラスの最期をでっちあげて説明します。
隊長が労いの言葉とともに約束の報酬を渡す。
ジョンは受け取るが、ジムは受け取らずにオフィスを出ていきました。
男とともに移動するグラスは順調に歩みをすすめていきますが
途中、グラスの容態が悪くなり、吹雪にも襲われたため、男はグラスのためにテントを作り暖かい環境を作って休ませてくれます。
ひと眠りしたグラスがテントの外に出ると吹雪は完全に止んでいるものの、男の姿がありません。
荷物を持ち、周囲を散策すると今まで面倒を見てくれていた男が「人は皆 野蛮なり」と書かれたタグをつけられ、木からつるされ殺されていました。
その近くにフランス人の一団がキャンプを張っていました。
グラスがそのキャンプから馬を盗もうとしていると、攫われてきたであろう先住民の女が男に犯されているのを目撃。
グラスは男を後ろから銃で脅し、女を助けます。
グラスは馬を盗んで逃走し、女は犯された男のタマを切って逃走。
お互い別々の方向に逃げ、無事に2人とも逃げ切ることができました。
馬で逃げたグラスが一度休憩をしているとアルカリ族が追いつき、寸でのところでグラスは馬で逃げますが馬に矢が当たり崖の下へと馬もろとも落下。崖の下へと落下したためアリカラ族も追ってきません。
奇跡的に助かったグラスは寒さを凌ぐため、死んだ馬の腹を裂き、内臓を抜いて、馬の中に入って寒さを凌ぎました。
次の日の朝、しっかりと歩けるまでに回復したグラスは徒歩でオイカワ砦へと向かいます。
グラスが砦へ向けて歩き出したころ、先日グラスが馬を盗んだフランス人の一団が砦へとやってきていました。
馬を盗まれた話をしているのを聞いた隊長はホークかもしれない。
と捜索隊を編成し、グラスのもとへ行きます。
その話を聞いていたジョンはグラスが生きていて、自分に復讐をすることが予想できたので砦を抜け出します。
ホークを捜索していた捜索隊はグラスを発見し砦へと連れて帰ります。
ジョンが裏切っていることを悟った隊長はすぐに砦に帰り、血眼になってジョンを探していると自分のオフィスの金庫が荒らされていました。
隊長は遅れて戻ってきたジムを殴り倒し隊長に連れていかれます。
その様子をグラスは眺めながら治療のため小屋へと入っていきました。
小屋で傷の手当てを受けているグラスのもとに隊長がやってきます。
無言でグラスの前に座る隊長に「ジムの言っていることは正しい」 「ジョンに騙され彼は命令に従っただけ」 「息子が刺殺されたところも見ていない」と話します。
グラスは隊長に「馬と銃をくれ」と頼むが「俺が探すからゆっくり休め」と隊長に言われる。
しかし「ジョンを見つけられるのは俺しかいない」 「俺はもう失うものがない」 「1度死んだ身」 「死ぬのは怖くない」 「あんたと一緒に行く」
と隊長を説得。
次の日の朝グラスは隊長と2人でジョンを探しに出ます。
森へと続く痕跡を見つけたグラスたちはその痕跡を追います。
ついにグラスはジョンがいるであろう付近まで到着。
ここからは「二手に分かれて捜索しよう」となり、お互い分かれて捜索を開始します。
先に見つけたのは隊長、ジョンも気づき銃を向けながら2人は会話をします。
隊長が銃を抜き発砲したのと同時にジョンも発砲。
銃声に気づいたグラスが音のほうに近づくと隊長の遺体だけがありました。
グラスは隊長の遺体を馬に乗せて再度ジョンの捜索を開始。
馬に乗りながら移動するグラスを見つけたジョンは山の上から狙撃。
力なく落馬し、確認しにジョンが行くと馬を操っていたのは殺したはずの隊長の遺体でした。
次の瞬間、後ろに遺体にカモフラージュして乗っていたグラスがジョンに発砲。
左肩に当たるが、致命傷にはならずジョンは森の中へと逃げていきます。
すぐに追いかけるグラス。
川沿いまでジョンを追い詰める。
ジョンは殺したホークをグラスに「もっと男らしく育てるべきだったな」と煽り、それに激怒したグラスはジョンに襲い掛かり斧でジョンの指を切り落とし
さらにもみ合いになったジョンをナイフで刺し、追い詰めます。
ジョンに「俺を殺しても息子は帰ってこない」といわれたグラスは我に返ります。
するとそこへアリカラ族の一団が到着。
グラスは「復讐は神の手に委ねる」 「俺ではない」といいジョンにとどめを刺さずアリカラ族に渡します。
ジョンはアリカラ族にその場で殺され、アリカラ族はグラスのもとへやってきます。
しかしグラスは殺されず、アリカラ族は去っていきます。
アリカラ族の探していた同族がグラスが途中のフランス人たちから救った女でした。
グラスは生かされました。
満身創痍のグラスが顔を上げると愛する妻の幻覚が微笑みながら立っています。
グラスは涙を浮かべ妻が遠くへ歩いていくのを見届けました。
おわりに
今作は名作として有名ですよね。
ディカプリオも初の主演男優賞を獲得したのが今作です。
名作としての良くできたストーリーと考えさせられるような芸術性もさることながら、シーン1つ1つも芸術的でとても美しい作品です!
凍てつく川を行くシーンなどはCGを使っておらず、命がけで撮影したそうですよ!
長くなってしまいましたがありがとうございました。
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