【 Truck Stop Girl 】

 

彼は、全米10都市を周るトラック乗りだった。

誠実で、出来る限りのことをやる。そんな男だった。

そして、何よりも若く、純情だった。

 

彼は、トラックストップの女性に恋をした。

今、彼女を見付けたトラックストップが、近付いた。

果たして、彼女はあの時同様、明るい笑顔で彼を迎えてくれた。

彼女は、どんな善良な男の血もワインに変えてしまう目で彼を見た。

グラスを差し出し、こう言った。
「私たちが会えるのはこれが最後よ」。
彼の目に映ったのは、そう、彼の目に映ったのは、周囲の視線だけだった。

彼は、Rigに戻り一目散に走りだした。
あのトラックストップの思い出を振り切るように

 

彼は、全米10都市を周るトラック乗りだった。何よりも若く、純情だった。

彼は、トラックストップの女性に恋をした.

----------------------------------------------------------------------------------------

 

そんなトラック乗りの歌。それが Truck Stop Girl

 

注】Rig:長距離を走る目的で作られたトラック。さらに大きいのをBig rig と言う。(米国の曲を聞いていると、RigとかBig Rigって、わりと出てきます)

 

      Truck Stop Girl                                                                  Little Feat

     作詞、作曲:Lowell George & Bill Payne

 

この曲は、Little Feat の最初のアルバムに入っていますが。

売れなかったせいか(名盤と思いますが)The Byrds のバージョン↓の方が有名かも。

この曲のThe Byrds のヴォーカルは、 Clarence White

Gene Parsons のドラムも気合が入って、Clarence との盟友ぶりを感じさせます。

Ending のベンダーによるリード・ギターは圧巻

 

      The Byrds

      ヴォーカル & リードギター:Clarence White、ドラムス:Gene Parsons

 

 

興味深いトラッカー用語集を見付けましたのでリンクを貼っておきます。