これまでテストを行ってきたギター・シールドの総評をこの辺で。
多くのエレキ・ギタリストが、何の疑問も感じず、テストも行わず "カナレがいい"
と決めてかかるのは、いかがなものか?
というのが 事の発端。
これまでテストしたギター・シールドは、以下の通り
ゴッサム(GOTHAM GAC-1 UltraPro+スイッチクラフト)
マージービート60′sケーブル by KAMINARI GUITARS
Analysis Plus Pro Yellow Oval
一聴して格が違うと思わせる。
エレキギターの素性をあらわにするケーブルと思う。
ただし、取り回しが悪過ぎてライブ等で使う気にはなれない。疲れそう。
高価なのも気になる。自宅のテスト用として1本あっても良いかとは思う。
ジョー・ボナマッサ(KLOTZ JBPSP030)
派手さはないが、音の存在感、厚み、安心感ではお勧めできると思う。
個人的には、これをメインに使う予定。
ゴッサム(GOTHAM GAC-1 UltraPro+スイッチクラフト)
550円/m という事で圧倒的な安さ。
性能としては、ここで紹介した他のケーブルに譲りますが素直な音。
安価なので、長めに必要な時等は良いかと思います。
マージービート60′sケーブル by KAMINARI GUITARS
名称の通り1960年代のマージービートの音の再現を狙ったケーブル
見た目から、コネクタから、音から、凝りまくっていて、見ているだけでも
楽しくなってくるケーブル。
ただし、名前の通り、素直な音は狙ってません。
ビートルズやストーンズの音の再現を狙ったケーブル。
こういう企画。大歓迎!
バルバロッサ(Barbarossa)
少しケーブルに張り込んでも良いというのであれば、カナレとは明らかに一線を画す
事が出来る。
大変優秀なケーブル。値段も常識的です。
総合評価では、ジョー・ボナマッサ(KLOTZ JBPSP030)と甲乙つけがたい。
音の傾向はスッキリ方向です。
何度か書いてますが、プロが使っているから一番良いんだ、と洗脳する方がいますが
プロが気にするのは
・契約
・コスト
・過酷な環境でも断線しないか=一応、音が出るか
なので、決して楽器の性能を発揮するとかではありません。
また、ケーブルでコロコロ音が変わりますので、遊びとしても面白いかと。
今後も気になるケーブルがありましたらテストします。