20年ぐらい前ですが、仕事で小田原の山の中に行きました。当時は古美術品を扱う仕事をしていて、昔の屏風があるとの電話をもらい、小田原の山の中の一軒家に出向いたのでした。とにかく凄い山の中でした。社長がお客さんの家に入り、私ともう一人の丁稚は外で待っていました。
しばらくすると、静かな山の中に『カラカラカラカラ』と音が響いて聞こえてきました。意外と近くから聞こえてきます。音の聞こえる場所を探すと、すぐ近くの脇道の真ん中に、どぐろを巻いて尻尾をおっ立てた蛇がいました✨🐍✨
いきなりの威嚇モードの蛇が登場です。尻尾の先が高速で震えていて、そこから『カラカラカラカラ』と音が出ていました。聞きようによっては、『ガラガラガラガラ』とも聞こえます。尻尾の先をよく見てみると、膨らんでいて、なんと音を出しやすいように切れ目のようなものがしばらく続いており、中は空洞のように見えました。その時感じたのは「ガラガラ蛇とはよく言ったもだ、本当にガラガラ聴こえるぞ…」ということでした。
するといきなり、九州の山奥で育った丁稚が怖がりもせず蛇に近づき、手で尻尾を掴み、ぶんまわそうとしました。びっくりした私は毒があるかもしれないから、絶対にやめた方が良いと言って辞めさせましたが、気が収まらなかったのか、その辺にあった棒を使ってサッサっと追っ払ってしまいました。もっと様子を見たかった私は非常に残念でした。当時は携帯電話もまだ持ってなく、写真を撮ることが出来なかったのが、今思うと凄く残念です。
今でもあの時に見た蛇は本当は何だったんだろうと思い出す時があります。
日本にはガラガラ蛇はいないそうなんで、どっかから逃げたのか、もしくは蝮やアオダイショウの見間違いだったのか、今となってはわかりませんが、あの特徴的な尻尾とカラカラガラガラした音は今でも忘れられません。ちなみに写真のガラガラ蛇は、私の見た蛇とよく似ていたのでブログの最初に載せてみました。
他にも、不思議ものをよく見ているので少しずつ書いてみたいと思います。
✨💐o(*゚▽゚*)o✨