こないだ高校の友達の結婚式2次会に行った。
膝にはリハビリ中で装具をつけて行ったのだが、
久しぶりに会うやつが多すぎて、もはや直近のその出来事を話すべきかも分からない。
今の仕事やら、子供が生まれたやらの話も知らないし、
そもそも大学のとき何をしていたかなんて話題から入る可能性もある。
長いときを経て再開すると、歳をとったなあと思ったり、昔を思い出したり、
感慨深くなる一方で何を話題にするか幅が広すぎて難しい。
たいていそういった場合はお互いの背景は置いておいて最近の話題で共有を図ったりになるのだろうか。
学生時代は友達を作ろうとしなくても、
生活上でいるのだから、時間を共有していることが友達であれば友達はたくさんできる。
特に拒んだり、シカトする人でないかぎり。
そしてそれぞれの進む道が変わって、時間を作ってあったりするかどうか、
そこでかなりの境界線ができるんだと思う。
なんて言い訳をしつつ、部活が一緒でなかったやつは意外に会話の一歩目が緊張するということ。
そんななかで、中学時代は一緒に野球をやっていたが、
それからなぜか高校時代は野球をやめてウィンタースポーツ部とかをやっていたやつがいる。
のじである。
ちなみにウィンタースポーツ部というのは、当時モテそうだったスノボなどを冬にやってモテよう!!
という大学でいう飲みサークルみたいなものを友達3人で立ち上げてやっていた。
部活でなく、高校なのにサークルである。
数多くの人が中学から高校に入るタイミングで野球部をやめた中、
なぜだかのじは野球部の飲み会や卒業旅行に同行し、
結婚式は野球部だけ呼ぼうといった連中ものじだけは野球部に所属していた。
部活内ならではの括りを、やつは微塵も気にせず入ってくる。
そして俺も、のじがいないと遊ぶのがつまらないといつも思っていた。
そんな友達だ。
毎年お正月になると川崎に集合して、福袋を2人で10袋くらい買う。
まず5袋くらい買って、のじの家で開封して、
その収穫具合で追加を決めるのだか、毎回追加で買ってしまう。
ザ、無駄使いである。
結局のじの部屋は服だらけになり、「いつそんな数の服を着るのか?」
ようやく二人は気づくのであるが、
ここからが勝負なのである。
数を買えばその中でもアリ・ナシが当然混ざっており、
ファッションセンスが良くも悪くも二人が微妙に違う。
買ったはいいが、一年を占うのはこっからが勝負。
部屋中に並べた服を吟味し、ドラフト会議が始まるのである。
一年で最初に頭を使う瞬間だ。
「やつのセンスだとあれは指名してこないだろう。だから、それは欲しいけど後ろにもっていって、
次に予定のあれを上位にしよう」
ここら辺から服を本当に着たいのか、指名したのを確保する喜びを得たいのか、
やや感覚が曖昧になっていく。
心理戦でお互いに「あれはお前っぽいな、似合いそう」などと言葉を投げあい、
途中やや指名かぶってジャンケンを経たのちに後半にうつる。
後半は悲劇だ。
選ぶも何も、同じ店で数袋買った中身で重複しているやつらが出没しはじめる。
お互い休憩とばかりに1つずつ取り合う。ときには3つあるときがある。。。
福袋大作戦を実施して3年目くらいだろうか。
後半の悲劇の無駄をなくすべく、俺らは福袋詐欺まがいな作戦をしていた。
野球部仲間に「福袋代わりに買っとくよ!」といい渡し、お願いされた。
その中身は、重複選手の集りを詰め込むという始末。。
そのできあがった袋分を新たに買う、
なんだか正月ボケとしか今となっては思えぬバカな二人である。
大学のころは、のじと遊んでも福袋の中身を組み合わせている姿しか印象にない。
話を戻そう、そんな親友といえるやつが、のじだ。
結婚も子供ものじが先で、その頃は分からなかったが、
今となっては二人して、
ザ、倹約家。である。
二次会後、みなでご飯を食べて帰る流れになったが、
俺ら二人はどことなく歩き、駅に向かう。
結局、みながご飯を食べているころ、550円のコーヒーを1杯ずつ飲んで帰った。
今となっても同じ話題で盛り上がれるバカなオヤジ仲間になった。
福袋の無駄使い2人組みは、コーヒー1杯で一日語る2人へ流れを変えた。
家に帰ればのじからもらった赤ちゃんの服を1週間で5日は着ている。
まさにのじは学生の頃から服の男だ。
のじ呉服店様様である。
日々助かるなあと思い着せていた服だが、
ある日衝撃的な写メが送られてきた。
強そう( ̄▽+ ̄*)♪
いつもは普通の服だったのに、こんなものが入っていたとは。
ドラクエでいうなら、集めてもなかったはずなのに、
メダルの王様から「ヒョウの着ぐるみ」をもらった気分だ。
防御力は高くなさそうだか、ちょっと仲間にしたくなる鎧だ。
この服を見た瞬間に、
のじのファッションセンスは捨てがたいと変化した。
しばらくはのじをメダル王として崇めようと思う。


