天皇賞 【秋】出走馬情報 【火曜日】 | シュンザンの・・・

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色々とサイン競馬をやってみましたが、見つけるのに一苦労しますので、
その場その場の出来事に
力を注ぎたいと考えます
JRAに勝たないと意味が
ないですね。

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出走馬情報
      
天皇賞(秋)は、今回で152回目を迎える伝統の一戦。これまで幾多の名馬たちが歴史に残る名勝負を演じてきた。過去10年を振り返っても、2008年には、ウオッカ(1着)とダイワスカーレット(2着)がハナ差の大接戦を繰り広げ、2013年には、ジャスタウェイが後続に4馬身差をつける圧勝劇を披露した。今年も、現役トップホースたちが東京競馬場に集結。最後の直線でどのような結末が待っているのだろうか?

ラブリーデイ(牡5・池江泰寿)は、今年初戦の中山金杯で1分57秒8のコースレコードをマークして勝利を飾ると、次走の京都記念も連勝。夏には、鳴尾記念優勝から臨んだ前々走の宝塚記念を制して、GI ホースの仲間入りを果たした。秋初戦となった前走の京都大賞典でも、出走メンバー中最速となる上がり3ハロン32秒3(推定)の末脚を駆使して1着でゴールイン。昨年までは重賞のタイトルにあと一歩届かない存在だったが、今年に入ってから重賞5勝を挙げ、完全に本格化を遂げた。今回、伝統ある天皇賞のタイトル獲得を目指し、堂々の主役候補として登場する。

エイシンヒカリ(牡4・坂口正則)は、前々走のエプソムC→前走の毎日王冠の重賞連勝を含め、これまで9戦8勝をマークしている馬。以前は後続を大きく引き離して逃げるスタイルだったが、前走では、後続を引き付けた逃げから、後半4ハロンのラップを全て11秒台でまとめて勝利を収めた。今回は前走から200mの距離延長が鍵になるが、折り合い面に進境を示しているだけに、十分に対応可能だろう。着実にステップアップを果たしてきた快速馬が、ついにGI の舞台に姿を見せる。

ディサイファ(牡6・小島太)は、5歳時の昨年にエプソムCを制し、6歳になった今年には、中日新聞杯と札幌記念を優勝。ここにきて一段と地力を強化している印象を受ける。前走の毎日王冠では、最後の直線で鋭い末脚を発揮して2着に好走。本番が楽しみになるような内容だったと言える。ここまで東京・芝コースで4勝2着1回3着1回をマーク。また、芝2000mの距離では4勝2着4回3着3回を記録しており、今回の東京・芝2000mは本馬が最も力を出せる舞台と言ってよさそうだ。GI タイトル獲得の機は熟している。

昨年の秋華賞を優勝し、重賞初制覇をGI の大舞台で達成したショウナンパンドラ(牝4・高野友和)。4歳になった今年は、春シーズンの2戦こそひと息の成績だったが、前々走の宝塚記念では、牡馬の強豪を相手に3着と好走し、能力の高さをあらためて示した。この秋は、陣営が早くから天皇賞(秋)を目標に掲げており、前走の産経賞オールカマーから始動。レースでは、最後の直線で先に抜け出したヌーヴォレコルト(2着)を並ぶ間もなくかわして勝利を飾り、さらなる成長を印象付けた。この中間も順調に調整されており、万全の態勢でレースに臨めそうだ。

イスラボニータ(牡4・栗田博憲)は、昨年に皐月賞を優勝し、日本ダービーで2着、天皇賞(秋)では3着と好成績を残した。ただ、今年の上半期は、前々走の中山記念(5着)の1戦だけと順調にレースへ出走することができなかった。約7か月半ぶりの実戦となった前走の毎日王冠では、好位追走から最後の直線で一旦2番手に上がるシーンがあり、最後のもうひと伸びを欠いてディサイファ(2着)にかわされたものの、3着は確保。復調気配を示したレース内容と言えるだろう。レースを1度使われて状態面の上積みが見込める今回は、クラシックホースの本領発揮が期待される。

スピルバーグ(牡6・藤沢和雄)は、昨年の本レースで、ジェンティルドンナ(2着)などの強豪を鮮やかに差し切って優勝し、初のGI タイトルを獲得。今年は、初戦の産経大阪杯(4着)後にイギリスへ遠征し、国際G1・プリンスオブウェールズS(アスコット・芝約2000m、6着)へ挑戦した。帰国初戦となった前走の毎日王冠は10着に敗れたが、実戦を1度使われた上積みが見込める今回は、本来の鋭い末脚を発揮してくれそうだ。これまで〔6・1・3・2〕の好相性を誇る東京・芝コースで、2年連続の天皇賞(秋)制覇を目指す。

サトノクラウン(牡3・堀宣行)は、昨年10月のメイクデビュー東京(芝1800m)→11月の東京スポーツ杯2歳S→今年3月の弥生賞と無傷の3連勝を飾り、クラシック三冠初戦の皐月賞(6着)では1番人気の支持を集めた素質馬。前走の日本ダービーでは、後方追走から最後の直線で追い上げて3着に好走した。今回は5か月の休養明けに加えて、初めて他世代の強豪と対戦するだけに、越えるべきハードルは決して低くないが、潜在能力は引けを取らない。

ヴァンセンヌ(牡6・松永幹夫)は、今年2月の東京新聞杯を優勝して重賞初制覇を達成すると、京王杯スプリングC2着を経て臨んだ前々走の安田記念でも、出走馬中最速となる上がり3ハロン33秒7(推定)の鋭い末脚を発揮して、勝ち馬のモーリスとクビ差の2着に好走。上半期の活躍が目立った一頭だ。前走の毎日王冠は、2番手追走から伸び脚を欠いて9着に敗れたが、約4か月ぶりの実戦で息がもたなかったのかもしれない。レースを1度使われた上積みが見込める今回は、巻き返しが期待できそうだ。

アンビシャス(牡3・音無秀孝)は、2番人気の支持を集めた前走の毎日王冠で6着に敗れたが、スタートで出遅れながらも出走メンバー中最速の上がり3ハロン33秒0(推定)の末脚を発揮して、勝ち馬のエイシンヒカリから0秒5差まで追い上げた。初めて他世代の強豪と走った本馬にとって、前走の経験は貴重な財産となったはずだ。ここまでキャリア7戦で、まだまだ成長の余地を残している3歳馬。今回、スタートを決めてスムーズな競馬ができれば、上位争いは十分に可能だろう。

ワンアンドオンリー(牡4・橋口弘次郎)は、昨年のダービー馬。同年秋の神戸新聞杯優勝を最後に勝利の美酒を味わっていないが、今春にUAEへ遠征して臨んだ国際G1・ドバイシーマクラシック(メイダン・芝2410m)では3着に好走した。帰国後は、前々走の宝塚記念11着→前走の京都大賞典6着とひと息の成績だが、今回、日本ダービーを制した東京・芝コースで、復活を目指す。

カレンミロティック(せん7・平田修)は、軽快な先行力と粘り強さが持ち味の馬。今年の天皇賞(春)では3着に入り、昨年の宝塚記念(2着)に続くGI 好走を果たした。重賞のタイトルは2013年の金鯱賞1つだけだが、ビッグレースでも通用する能力を持っていると言えるだろう。今回も、豊富なキャリアを生かして上位進出を狙う。

その他にも、今年4月に香港へ遠征し、国際G1・クイーンエリザベス2世C(シャティン・芝2000m)で2着に好走したステファノス(牡4・藤原英昭)、今年の日経新春杯と日経賞の優勝馬アドマイヤデウス(牡4・橋田満)、今年の『サマー2000シリーズ』でチャンピオンに輝いたダービーフィズ(牡5・小島太)、前走の札幌日経オープン(札幌・芝2600m)で実に5年3か月ぶりの勝利を挙げたペルーサ(牡8・藤沢和雄)などもエントリー。今からゲートインが待ち遠しい。