キーンランドカップ 出走馬情報【火曜日】 | シュンザンの・・・

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色々とサイン競馬をやってみましたが、見つけるのに一苦労しますので、
その場その場の出来事に
力を注ぎたいと考えます
JRAに勝たないと意味が
ないですね。

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出走馬情報
      
札幌・芝1200mを舞台に行われているキーンランドCは、短距離重賞競走の整備に伴い2006年から重賞へ格上げされたレースで、今年で区切りの10回目を迎える。全6戦でポイントを競う『サマースプリントシリーズ』の第5戦(2011年までは全5戦中の第4戦)に指定されており、同シリーズのチャンピオンを狙う快速馬たちが、毎年激しい優勝争いを繰り広げている。また、昨年から本レース1着馬にスプリンターズSへの優先出走権が与えられることになり、注目度は一段と増している。秋の気配が漂い始める札幌競馬場で、今年はどのようなドラマが見られるのだろうか。

前走の函館スプリントSで、2着馬に2馬身1/2差をつけて快勝したティーハーフ(牡5・西浦勝一)。2歳時の2012年に函館2歳Sで3着に入るなど早い時期から素質の片りんを見せていたが、3歳時の2013年秋以降は成績が低迷し、4歳時の2014年には10か月以上の長期休養も経験した。しかし、同年11月に戦列復帰した後は徐々に戦績がアップ。今年4月の1000万下・千種川特別(阪神・芝1200m)と5月の1600万下・彦根S(京都・芝1200m)を連勝してオープンクラス復帰を果たすと、3連勝で前走も制し重賞初制覇を達成した。このキーンランドCで連勝を「4」に伸ばすことができれば、GI のビッグタイトルが視界に入ってくる。

キーンランドCと同じ札幌・芝1200mで行われた前走のオープン特別・UHB賞を1分07秒5のコースレコードで優勝した馬がエポワス(せん7・藤沢和雄)だ。前走は1600万下クラスからの格上挑戦で53キロとハンデが軽かったとはいえ、それまでの詰めの甘さを払しょくする走りを披露した。今年で7歳と年齢的にはベテランの域に入っているが、3~5歳時にかけて2年以上の長期休養を経たこともあり、キャリアはまだ19戦。今が充実期というムードが漂っている。今回は重賞で相手関係が強化されるうえに、前走から3キロ増となる56キロの別定重量を負担するが、現在の勢いは魅力十分だ。

前述のエポワスを破って1600万下クラスを勝ち上がった2頭も、有力候補の一角に数えられるだろう。オメガヴェンデッタ(せん4・安田隆行)は、前走の1600万下・函館日刊スポーツ杯(函館・芝1200m)でエポワス(2着)に1/2馬身競り勝って先頭ゴールイン。その前に今夏のクラス再編成で1600万下クラスに降級していたが、1戦でオープンクラス復帰を果たした。今回は再昇級後の初戦となるが、前々走の京王杯スプリングCで優勝馬のサクラゴスペルから0秒1差の3着に入った実績から、地力はむしろ上位と言える馬。
前走Vの勢いに乗って重賞初制覇を達成するシーンが見られるかもしれない。

ウキヨノカゼ(牝5・菊沢隆徳)は、デビュー8戦目で初めて芝1200mの距離を使われた前走の1600万下・TVh杯(函館)で、後方追走から力強く差し切り優勝。2着馬のエポワスとはクビ差の接戦だったが、芝1200mへの高い適性を示した。もともと、3歳時の2013年にクイーンCを制している重賞タイトルホルダー。その後に約1年9か月という長期休養があり、戦列に復帰してからは1600万下クラスで大敗が続いていたが、前走の勝利で本来の輝きを取り戻した感がある。今回も優勝候補の一頭と言えるだろう。

ローブティサージュ(牝5・須貝尚介)は、昨年の本レース優勝馬。その後は勝ち星から遠ざっているが、3走前の阪急杯では優勝したダイワマッジョーレとタイム差なしの3着に入っており、能力が衰えたと考えるのは早計だろう。2歳時の2012年にはGI・阪神ジュベナイルフィリーズを制しており、今回のメンバーの中では実績上位の存在。昨年の本レースを勝利して適性の高さを実証している札幌・芝1200mの舞台で復活なるか、注目したい。

レッドオーヴァル(牝5・安田隆行)は、昨年の本レースで2着に入り、続くスプリンターズS(新潟・芝1200mで開催)でも、1着馬のスノードラゴンから0秒1差の3着に好走した。一昨年の桜花賞で2着という実績もあり、重賞タイトルこそ保持していないものの、芝・短距離路線でトップクラスの実力を持つ一頭と言えるだろう。今年に入ってからは精彩を欠くレースが続いていたが、前走のオープン特別・UHB賞で3着と復調を感じさせる走りを披露。今回、父ディープインパクト譲りの強烈な末脚を武器に、初の重賞タイトル奪取を狙う。

ルチャドルアスール(せん6・二ノ宮敬宇)は、非凡な先行力を武器にしている馬。前走は、今回と同じ札幌・芝1200mが舞台のオープン特別・UHB賞に出走し、1分07秒5のコースレコードで優勝したエポワスから0秒1差の2着に逃げ粘った。先手を奪ってハイラップを刻み、後続に脚を使わせるのが本馬の好走パターン。重賞初挑戦となる今回も、すんなり自分の形に持ち込めるようなら、最後の直線で粘り込むシーンがあるかもしれない。

伸び盛りの3歳世代からも、魅力にあふれる馬がエントリーしてきた。レンイングランド(牡3・矢作芳人)は、初めて他世代の馬と対戦した前々走の函館スプリントSで3着に好走し、芝・スプリント路線で十分に通用する力があることを示した。前走のアイビスサマーダッシュは8着に敗れたが、これまで〔2・0・2・0〕と好成績を残している芝1200mに戻る今回は、見直しが必要だろう。

タガノアザガル(牡3・千田輝彦)は、3走前のファルコンSを優勝。18頭立ての14番人気という低評価でレースを迎えたが、好位追走からしぶとく末脚を伸ばし、大接戦となったゴール前の競り合いをハナ差制して重賞ウイナーの仲間入りを果たした。その後の2戦はともに二桁着順と大敗が続いているが、意外性のあるタイプで、まだまだ今後の成長も見込める馬。ファルコンSのようにスムーズな競馬で力を出し切れば、巻き返しは可能だろう。

マジンプロスパー(牡8・中尾秀正)は、2012年と2013年のCBC賞連覇など、ここまで重賞3勝を挙げている古豪。昨年の本レースでは勝ち馬のローブティサージュとタイム差なしの3着に好走し、前走の函館スプリントS(6着)では、58キロの別定重量を背負いながらも2着馬と0秒1差で走っており、まだまだ地力は健在と言える。同じ別定重量でも、前走から2キロ軽い56キロで出走できる今回は、侮れない存在だ。

スギノエンデバー(牡7・浅見秀一)は、2012年の北九州記念を1分06秒9の好タイムで差し切り重賞初制覇を達成。同年暮れのオープン特別・尾張S(中京・芝1200m)を優勝(同着)した後は長く勝利から遠ざかっていたが、今年5月のオープン特別・鞍馬S(京都・芝1200m)で2年5か月ぶりの勝利をマークした。今回、この馬の持ち味である鋭い末脚を生かせる展開になれば、十分に出番があるはずだ。

2歳時の一昨年に重賞2勝(小倉2歳S、デイリー杯2歳S)を挙げた実績馬ホウライアキコ(牝4・南井克巳)。昨秋以降はひと息の成績が続いていたが、3走前のオープン特別・安土城S(京都・芝1400m)で2着に好走して復調の気配をうかがわせている。前走のオープン特別・UHB賞は、着順こそ8着ながら、優勝馬のエポワスから0秒5差と大きくは負けておらず、今回、軽視は禁物だろう。

ブランダムール(牝6・粕谷昌央)は、ここまでの全5勝中4勝を函館と札幌の芝コースで挙げている洋芝巧者。約4か月の休み明けで臨んだ前走のオープン特別・UHB賞でも勝ち馬から0秒3差の4着に善戦しており、あらためてコース適性の高さをアピールした。昨年の本レースは4着だったが、その後にオープンクラスのレースで経験を積んだ今回は、昨年以上の結果が期待できるだろう。
現段階では、3頭を軸馬候補にしたいと
思います。
ウキヨノカゼ
レッドオーヴァル
ルチャドルアスール