東日本大震災の際、
未曾有の有事であるにも関わらず、
私達日本人が心得ていた、規律、道徳、忍耐、と言うものを忘れずに行えた事でその国民性が世界中から絶賛された。

だが、
それは私達日本人に取って普段の日常と何ら変わらない当たり前の行動をとった迄で絶賛される事の方が理解が出来ないと思えてしまうほど他の国々と言うものは切迫し、殺伐とした世界であると言う事を逆に表面化してしまった事に過ぎない。

その国々の深い歴史や倫理、習慣、国民性を理解すれば致し方がないと思う部分もあるが、そう言った事を理解した上で苦の中でも行動を起こせる風土が整った日本と言う国は傷付いた歴史や経験を真面目に受け止めて来たその事で逆境を乗り越える誇り高き精神と未曾有の危機にも耐え忍ぶ力や心、身体を創り、その教えたるものが現代にも受け継がれている様に思える。

中でも、
私達にとって順番を待つ事や行列に列ぶ事などが普通の行動、普段の光景であるのに対して逆を言えば、列ぶ行為そのもの自体が不得意で不慣れな人が多い国々もある事を思うと、そんな中でも正しく規律や道徳を守れる日本と言う国は、やはり素晴らしいと思う。

がっ、

スーパーのレジ列びに関しては話は別!

今や精算方法を含むその解決策を取り入れているスーパーも存在はしているが行列が出来てしまうのは店側に問題があるのは明白であり、その事で発生するお客さん側の精神的負担は計り知れない。

大手スーパーを見ても時間帯や繁盛時のリサーチや日々のデータなどは必ず残しているはず。

なのに、
一日を通して見ても夕飯前の夕方や仕事帰りなどで夜の買物客が絶対的に多い時間帯を把握しているにも関わらず、レジ数台に行列が出来て暫くしてから店内放送でレジ数とレジ担当者を増員する店側の全く改善されない馬鹿展開は一体全体、何を考えているのだろうかと頭を捻る。

が、しかし、
その光景を意外と楽しんでいる自分が何処かにいたりもする。

幾つか例をあげれば、
レジに列ぶお客さん達は顔には出さずとも内心、みんなイライラ。

前に列ぶ人の買物カゴの中の品数量を見てレジを移動する者。

買物カゴを持つまでも無い品数を手にする人の顔は申し訳なさそう。

自分の後ろに行列が出来ているのを把握しつつ、レジ担当者に鍵の掛かったタバコケースを開けさせ、タバコを頼むデリカシーの無い者は後列の人達から、そんな物はコンビニで買えと思われる。

中には、レジを一台止めさせ宅配物を注文する、店内の空気を一切読まない究極者まで現れる始末。

子供は泣き、
親は怒鳴る、
スーパー内はプチ戦場。

レジでお金を払うのも行列が出来るほど忙しいと察すれば、小銭は出さずにお札だけで会計を済ませるとか列んでいる間に小銭を用意すると言った子供でも出来そうな事を何故しないと苦虫を噛む人も絶対にいるはず。

きっと、前に列ぶ人が見える状態だから皆イライラしてしまうと思うので、此処はレジ前をパーテーションで区切って前の人が見えない個別握手会的に改善してみると皆さんのイライラは少し軽減出来るんではないでしょうかと言う事はさて置いて、たかが買物と言えどもやはり心の余裕は必要であると思えてしまうほど有事の時とは真逆の人間模様が見れる日本のスーパー事情。

本や雑誌が置いてあるスーパーならば店内が落ち着くまで読んで時間を潰したり、子供を抱えている人がいれば列を譲ってあげたり、お年寄りが重い買物カゴを持っていたらレジ台の上まで持ち上げてあげたり、前に列ぶ人の買物カゴの中味を見てそのお宅の今夜の晩御飯を当ててみたり、と自分が列んでいてもそれを良い意味で楽しむ事が出来る心に余裕がある人が増えれば、我が国は更に誇り高き日本の心意気を世界に発信する事が出来る様な気がする。

と、
言う事を頻繁に思うそんな日々が続く中で、レジの行列に列ぶ事なんて微々たるものと感じざるを得ない日を迎えた6月21日は、長蛇の列に身を置く事を当然の様に覚悟しながらも新曲、《 夏だぜジョニー 》に合わせたミニライブとハイタッチ会は今年に入って初の開催であるその為に長時間列ばなければいけない現実の方がスーパーのレジに列ぶよりも遥かに大変である事はファミリーならば誰もがそれを知る。

3月にお台場で開催されたトークイベント以来の列並びは毎度の事で慣れてはいるものの、時間が経つ度に雨足が強くなってゆくその展開がライブやイベント事となると必ず空が怪しいとなる久しぶりのエビ中天気に懐かしさや昔の想い出までをも回想させられていた。

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今回のミニライブとハイタッチ会はフリーと言えども抽選で当たらなければ参加することが出来ない上に当選しても与えられたブロック分けより更にステージ近くで観たいとなれば、いつもの様に優先権を確保しないと前方での観覧は出来ない。

ただ、
早朝から列んで優先権を確保したとしても早く列んだからと言って良い優先整理番号が手元に来るとは限らない事を知らない新しいファンが増えていた事やイベント現場数を余り経て来ていないと思われるイベント会社側の誘導管理体制の弱さがこう言った催し物に不慣れな一部の新規ファンには多少の不安と混乱を招いていたのは確かだった。

2回に分けて行われた今回のイベントは当初1部に参加する人と2部に参加する人達が入り乱れて長蛇の一例を成していたが1部の開演時間が徐々に迫って来ていた事で途中から両部を分けて列ばせるアナウンスをイベント運営側が遅れて行なった為に全く理解をしていなかった2部参加の新規ファンの中には自分より後から列んだ者に先を越されたと勘違いをした事で誘導者に大声で喰って掛かる者まで出してしまう結果までになっていた。

正直、
フリーライブと言うものは無料と言う事やトライアル的な人達もいる為に普段のライブより客の質は確実に落ちるのは想定内だが勘違いとは言え、列に対する苦情を誘導係の説明を落ち着いて聞こうとせずにいきなり文句を発する者を見たのは長年、多くの場数を経て来た中でも初めて見る光景。

名が売れて来ると新規のファンが増え、現場での冷静さを欠いてしまう者が多くなるのは致し方がないが、そんな事でトラブルを起こしてイライラした後にライブを心底楽しめる訳がない。

普通の神経であれば、あからさまに列んでいる列に割り込む行為をする者がいるだろうか?と冷静に判断するであろうし、分からなければ周りにいる人や前後に列ぶ人達に事情を聞けば事は済む。

どんな事であれ、列に割り込む事やルールを守らない行為には誰でも腹が立つのは当たり前であるが、そんな事よりもエビ中ファミリーは礼儀正しく、謙虚な方が大部分を占める事に加えて、何よりもエビ中の現場でそう言ったトラブルなんか見たくはないと思っている人がその殆んどである中で、いつも言っている様に自分の感情を出す前に周囲の状況を把握し、その場の判断、行動を冷静に行なえる心の余裕をしっかりと持った新規ファンが増えなければ、周りの人に迷惑をかけたり、不愉快な思いをさせてしまう事はこれからもっと彼女達のファンになりたければエビ中の事だけでは無く、愛すべきファミリー達全般の事も学習して欲しい。

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フリーライブ自体は1部、5曲ほどの約30分程度ではあったが向日葵をモチーフにした新衣装を纏いハツラツとしたステージを披露した彼女達はいつもの様に観客達の笑顔を引率するその先に圧倒的な懸命さが人を惹きつける何とやらと言う事を短い時間の中でも確実に披露しながら観客達に魅せていた。

私的にはスタンディング上手の一番端っこに居た事で近くに居た新規ファンの方達を良く見える前方に導きながらも角度的には前方斜めから観る視界ではありましたが周りに殆んど人が居なかったのでゆったりと楽しめたミニライブでした。

ただ、
2階上手に観客を入れて居なかったその真下に周りから少し離れて一人いた私には、それが会場全体の何処に居ても姿を見られてしまう場所であった事と自分の近くに人がいない分、何か派手な事をしたら一発で目立つであろうと考えられた為に肩から上に腕など上げる事など一切しない、余計な事は全くしない、地蔵の如く手を前後に組んで冷静に会場全体を観ながら楽しむ事をさせて頂きました。

1階スタンディング前方の女性ブロックからスタートしたミニライブ終演後のハイタッチ会はエビ中メンバー全員に笑顔で迎えられる事が確実に待ち構えている期待とその心の余裕が、列ぼうとする者達の中から会話などが一切出る事がない順番を待つ一列をスムーズに作りあげていた流れを見る事で、比べてはいけないが日々繰り返されているスーパーのレジ列びって何なんだろうと言う事とその改善策を模索している自分は一体、何なんだろうと思うその場が、やっぱり解決策はエビ中なのかぁ?

と、全く畑違いな答えを出している中、

気付けば、
ハイタッチが自分の番。


さぁ~、


列ッツ、ゴー !!


zhen